中高生9割「SNSが勉強に役立っている」 勉強垢の利用は3割
朝日学生新聞社とアルクテラスは7月31日、中高生の勉強へのSNS活用状況調査の結果を公表した。勉強ノートまとめアプリ「Clear」を利用する中高生の9割が「SNSが勉強に役立っている」とし、情報収集のほか、質問や記録、モチベーションを上げるために活用していた。
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中高生の勉強へのSNS活用状況調査は、アルクテラスが運営する勉強ノートまとめアプリ「Clear(クリア)」ユーザーを対象に6月18~26日にインターネットで実施。中高生ら1,328人から回答を得た。
「SNSは勉強に役立っているか」との質問では、52%が「まあまあ役立っている」、37%が「とても役立っている」と回答。「役立っている」と答えた中高生は9割にのぼった。
使っているSNSを複数回答で答えてもらった結果では、「Twitter」が41%ともっとも多く、「Google+」30%、「LINE Q」24%、「Instagram」15%、「Facebook」3%と続いた。「その他」28%の内訳は、Clearなどの勉強アプリ、YouTubeなどの動画サイト、Yahoo!知恵袋などだった。
SNSの使い方について、もっともよく使う方法を1つだけ選択してもらった結果では、「質問機能を使ってわからないことなどを質問している」が31%、「自分の勉強した記録を残している」30%、「TwitterもしくはInstagramで勉強専用アカウントをフォローして、閲覧している」19%、「TwitterもしくはInstagramで勉強専用アカウントを持って、投稿している」11%となった。
最近は、志望校や試験の目標、勉強の進度などを記入したり、ノートや文房具などの写真を載せたりする勉強専用のアカウント、通称「勉強垢」がTwitterやInstagramで多く見られる。
「勉強専用のアカウントを持って投稿している」という中高生は11%にとどまったが、「他人の勉強専用アカウントをフォローして閲覧している」は19%あり、3割が「勉強垢」を利用していた。「勉強垢」を持っている人のうち、過半数はフォロワー数30未満であったが、「フォロワー数100以上」も25%あった。
SNSを使う目的は、「勉強方法などの情報収集のため」が64%ともっとも多く、「わからないことを解決するため」55%、「モチベーションを上げたい」49%、「記録に残したい」34%と続いた。
朝日学生新聞社では、調査結果から「現代の中高生は、SNSで非リアルな勉強仲間を作り、『ゆるいつながり』を励みに勉強していると言えそう」と分析している。
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