シルバーウィーク2017、連休恩恵なく…消費意欲指数45.5点で過去最低
博報堂生活総合研究所は8月25日、9月の消費意欲指数に関する分析を公開した。2017年のシルバーウィークは9月16日から18日までの3日間のみで連休の恩恵がなく、9月としては調査を開始した2014年以来過去最低の消費意欲指数45.5点となった。
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博報堂のシンクタンクである博報堂生活総合研究所は8月3日から7日までの期間、インターネットを通じ20歳から69歳の男女を対象に消費意欲に関する調査を実施した。サンプル数は1,500人。調査地域は首都40km圏、名古屋40km圏、阪神60km圏。
モノを購入したい、サービスを利用したいという消費意欲が最高に高まった状態を100点とし、9月の消費意欲は何点くらいかを聞いた「消費意欲指数」を調査したところ、2017年9月は8月と比較して4.2ポイント減、2016年9月と比較して2.0ポイント減少の45.5点だった。購入や出費の予定が減り、旅行やレジャーといった「コト消費」の減少が目立った。
回答者を消費に積極的な回答をした者、消極的な回答をした者、どちらでもない中間の回答をした者に分け、その構成比を前年同月と比較したところ、積極的な層は前年同月19.8%から17.5%へ微減。中間層は前年同月17.3%から19.7%に増加していた。
点数の平均を見ると、積極的な層と消極的な層はほぼ前年並みだったが、中間層では前年同月から3.4ポイント減少。博報堂生活総合研究所はこの調査結果から、消費意欲の低下は「消費する理由をみつけられないことが要因か」と分析。金銭的に厳しいというよりも、積極的に消費する理由が見つからず、意欲が高まらないようすがうかがえるとした。
分析結果や詳細はすべて博報堂生活総合研究所のWebサイトで確認できる。
《佐藤亜希》
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