目にも楽しい「妖怪」探求、学習院女子大のJMOOC…11/1開講

 学習院女子大学は、11月1日から5週間、徳田和夫教授によるJMOOC講座「妖怪の世界を探る~その伝承とビジュアルテキスト~」を開講する。俗学や文学などの観点から「妖怪文化」を探求する。受講は無料。

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学習院女子大学「妖怪の世界を探る ~その伝承とビジュアルテキスト~」コースカード
学習院女子大学「妖怪の世界を探る ~その伝承とビジュアルテキスト~」コースカード 全 3 枚 拡大写真
 学習院女子大学は11月1日、JMOOC(日本オープンオンライン教育推進協議会)公認のプラットフォーム「OpenLearning,Japan」内で徳田和夫教授によるJMOOC講座「妖怪の世界を探る~その伝承とビジュアルテキスト~」を開講する。日本の伝統的な精神文化のひとつである「妖怪」について理解を深め、民俗学や文学などの観点から「妖怪文化」を探求する。「OpenLearning,Japan」から無料で受講可能。

 オンライン学習サービス「MOOC(Massive Open Online Course、大規模公開オンライン講座)」の普及に取り組むJMOOCは、大学や企業が提供するMOOCを公開し、複数のMOOC配信プラットフォームをまとめるポータルサイト「JMOOC」を公開している。公認プラットフォームはそれぞれ「gacco」「OpenLearning,Japan」「OUJ MOOC」「Fisdom」の4つ。MOOC上では、条件を満たせば講座の修了証も取得できる。

 11月1日からは、学習院女子大学の徳田和夫教授が「妖怪」をテーマとしたJMOOC講座を開講。民俗学、民間伝承、説話文学、ビジュアルカルチャー、比較文化の面から、日本の「妖怪文化」を探求する。映像には、徳田教授と学習院女子大学が所蔵する多数の錦絵や絵巻物が登場。目にも楽しく、初学者も取り組みやすいような工夫が施されている。講座はWeek1から4まで全4週間。

 受講検討者に向け、徳田教授は「妖怪は、私たち日本人の歩みそのものです。妖怪とは、いったい何でしょうか。私たちは、なぜそれをイメージし、どのように表現してきたのでしょうか。学術による多角的な分析を通し、ぜひとも妖怪の魅力を肌で感じてください。」とコメント。年齢や性別、前提知識の有無を問わず、妖怪や日本文化に関心のある者の受講を歓迎している。

 同講座は、JMOOC公認のプラットフォーム「OpenLearning,Japan」における27講座目の開講。学習院女子大学の講座としては3講座目の提供にあたる。講座は「OpenLearning,Japan」およびJMOOCから視聴できる。受講期間は12月6日まで。

◆妖怪の世界を探る~その伝承とビジュアルテキスト~
講師:学習院女子大学 日本文化学科 徳田和夫教授
受講期間:2017年11月1日(水)~12月6日(水)
受講料:無料
講義内容:
Week1:闇にうごめくモノ
Week2:さまざまな妖怪たち―「百種怪談妖物雙六(むかしばなしばけものすごろく)」に遊ぶ―
Week3:「百鬼夜行絵巻(ひゃっきやぎょうえまき)」を読む―その(1)―
Week4:「百鬼夜行絵巻(ひゃっきやぎょうえまき)」を読む―その(2)―
◆講座紹介ビデオ
学習院女子大学 「妖怪の世界を探る ~その伝承とビジュアルテキスト~」 講座

《佐藤亜希》

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