河合塾とCOMPASSが業務提携、AI教材を共同開発

 河合塾は9月7日、人工知能型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」を提供するCOMPASSと業務提携することを発表した。新しい教材を共同開発し、高校数学の数学IAと数学IIBの新教材を2018年4月度より提供するという。

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 河合塾は9月7日、人工知能型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」を提供するCOMPASSと業務提携することを発表した。新しい教材を共同開発し、高校数学の数学IAと数学IIBの新教材を2018年4月度より提供するという。

 河合塾は、生徒ひとりひとりの進捗に合わせて学習内容やレベルを調整できる「アダプティブラーニング教材」に以前から着目していた。なかでも人工知能型タブレット教材「Qubena」の仕組みに共感し、高校数学での実施について、両社で協議を続けていたという。

 両社の提携により、アダプティブラーニング型の人工知能(AI)教材を共同開発する。共同開発では、河合塾が高校生や高卒生への長年の指導を通じて得た教材作成のノウハウを提供し、COMPASSがQubenaの開発を通じて保有する人工知能エンジンなどのノウハウを提供する。

 Qubenaは、生徒がタブレットに入力するあらゆる情報を収集・蓄積・分析して、出題内容を個人に適応させる人工知能型タブレット教材。手書き入力機能や、生徒の理解度を瞬時に分析して指導者へ提示する機能を備える。「生徒が理解していない概念は何か?」「何が得意で何が不得意なのか?」を解析し、ひとりひとりにあった問題を出題することにより、効率的な学習を支援する。

《工藤めぐみ》

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