特許権・意匠権を取得しよう…「パテント」コンテスト2種、作品募集9/29まで
文部科学省や特許庁らが主催するパテントコンテストおよびデザインパテントコンテストの締切りが9月29日に迫っている。高校生、高等専門学校生、大学生、専修学校生、大学校生を対象に、自ら考え出した発明またはデザイン(意匠)についての作品を募集する。
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
パテントコンテストおよびデザインパテントコンテストは、日本の次世代を担う学生・生徒の知的財産マインドを高め、知的財産権制度への理解を深めてもらうことを目的に開催しているコンテスト。学生・生徒らが自ら考え出した発明またはデザイン(意匠)を募集し、優秀な作品を優秀賞として表彰するとともに、出願支援対象として実際に特許庁への出願を支援。パテントコンテストは特許権を、デザインパテントコンテストは意匠権の取得までの手続きを実体験することができる。
パテントコンテストでは、特許法上の発明にあたるか、産業上の利用可能性があるか、先行技術の有無、発明の完成度、実用化の可能性などが審査される。デザインパテントコンテストにおいては、意匠法上の意匠にあたるか、目新しいデザインであるか、独創性があるか、実用性があるか、販売可能性があるかなどを審査。選考委員会において総合的に審査された結果、優秀と認められた発明およびデザインが優秀賞(出願支援対象)として表彰される。
コンテストにより優秀賞に選ばれた作品は、弁護士のアドバイスのもと特許・意匠登録出願書類の作成を行い、特許庁へ出願。特許庁での審査ののち、登録査定が通れば特許権・意匠権の取得となる。コンテストでは、弁護士への相談料のほか、特許出願料・審査請求料、意匠権登録出願料、特許料・意匠登録料(第1~3年分)など、特許権・意匠権取得にかかる費用を主催者側が負担してくれるメリットもある。
対象は高校生、高等専門学校生、大学生、専修学校生、大学校生。応募締切りは9月29日必着で、選考結果の発表は12月上旬を予定している。優秀賞(出願支援対象)に選ばれた発明・デザインは、工業所有権情報・研修館のWebサイトで公表される予定。
◆平成29年度パテントコンテスト・デザインパテントコンテスト
対象:高校生、高等専門学校生、大学生、専修学校生、大学校生
応募方法:必要書類を工業所有権情報・研修館のWebサイトからダウンロードのうえ作成、郵送で応募
※詳細は工業所有権情報・研修館のWebサイトにて確認のこと
応募締切:2017年9月29日(金)必着
主催者:文部科学省、特許庁、日本弁理士会、工業所有権情報・研修館
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