近年、小学生向けプログラミング教育への関心の高まりから、ゲーム作りやロボット制御などの教室や教材が次々と提供されている。しかし、プログラミング自体が目的となってしまっているものが多く、「コンピュータの働きを実際の生活での問題解決に生かす」ところへのつながりが見えにくくなっているという。
K3Tunnel(ケイサントンネル)では、「コンピュータの働きを実際の生活での問題解決に生かす」ことに焦点をあて、問題解決のための道具として「プログラミング」を利用する学習コンテンツを提供する。現在、「家電買いかえ大作戦」「大学生ハッピーライフプラン」の2つのミッションを公開。たとえば「家電買いかえ大作戦」では、複数家電の買いかえを検討している家族がどの商品を買うべきか、「ミッションの提示」「オフラインワーク」「チュートリアル」を通じて問題に取り組む。また、自分で自由にプログラムを作ることもできる。
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新日鉄住金ソリューションズは、2013年より近隣小学校で毎年プログラミング教室を開催。2017年8月にK3Tunnelを初めて活用したところ、参加した小学生に好評だったため、このたび社外へのサービス提供を開始することになったという。
今後、K3Tunnelでは小中学生向けのコンテンツを充実させる。さらに、Webサイトだけではなく、教育事業者向けのコンテンツ提供やCSR活動としてのワークショップも展開していく。第1弾として、11月24日~26日にテレコムセンタービルで開催の「サイエンスアゴラ2017」で、現在開発中のミッション「宇宙ステーションへの旅」を題材にした小学生向けワークショップを出展する。2017年度中には大学生向けコンテンツの提供も予定している。