城南進学研究社、公営塾「箱根土曜塾」の運営受託…10/14開講

 城南進学研究社は、箱根町教育委員会が開講する公営塾「箱根土曜塾」の運営を受託すると発表した。町内の中学3年生に学習支援の場を提供することを目的に、10月14日から入試直前の2018年2月3日まで冬期講習も含めた計18日間、箱根町社会教育センターにて開講する。

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 城南進学研究社は、箱根町教育委員会が開講する公営塾「箱根土曜塾」の運営を受託すると発表した。町内の中学3年生に学習支援の場を提供することを目的に、10月14日から入試直前の2018年2月3日まで冬期講習も含めた計18日間、箱根町社会教育センターにて開講する。

 神奈川県箱根町では大手の進学塾がなく、町内の中学3年生の約半数が隣接する小田原市内へ通塾しているという。家庭によっては送迎できないといった理由から通塾をあきらめているケースも多く、箱根町教育委員会では塾に通いたくても通えない受験生を支援することを目的に公営塾「箱根土曜塾」を開講。このたび、運営を城南進学研究社に委託することとなった。

 「箱根土曜塾」では、城南進学研究社のWeb学習システム「デキタス」を利用した学習による重要ポイントのインプットと、習熟度別演習によるアウトプットを組み合わせた手法「城南・アクティブラーニング・メソッド(JAM)」により、ICTを利活用したアクティブラーニングで学習を進める。生徒の主体的かつ協働的な深い学びを促し、短期間での学力向上効果を高めることをねらいとしている。

 教材は過去の神奈川県公立高校入試問題を分析し、指定期間においてもっとも得点につながりやすい単元を参加者の学力を考慮しながら選定。演習については、高校入試対策を中心に中学生指導を行う個別指導教室「城南コベッツ」の講師を派遣する。指導対象教科は「英語」と「数学」の2教科だが、タブレット端末を用いた「デキタス」により「国語」「理科」「社会」についても補習的に学習することが可能だという。

 城南進学研究社は、新学習指導要領における重要項目でもある「ICTとアクティブラーニングによる主体的かつ協働的な深い学び」について、先行事例として箱根町とともに取り組んでいきたいとしている。

《畑山望》

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