あのキャラクターもダンボールで作れちゃう…息子愛溢れる工作の匠

 ダンボールで何でも作っちゃうオドンガー大佐に、ダンボール工作の面白さや苦労する点、思い出深いエピソードなどの興味深い話を色々と訊いてみました。

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【特集】メガフシギバナも作っちゃう!ダンボール工作の匠「オドンガー大佐」とは?―その正体は息子愛に溢れたすごいパパだった
【特集】メガフシギバナも作っちゃう!ダンボール工作の匠「オドンガー大佐」とは?―その正体は息子愛に溢れたすごいパパだった 全 8 枚 拡大写真

シャアザクやゲルググ、メガフシギバナ、コイキングなどなど……あの人気キャラクター達をダンボールのみで作り上げてしまう、オドンガー大佐というクラフターが今Twitterで注目を浴びつつあります。彼のダンボール工作は、もはや「工作」の域を越えており、ひとつの「作品」として敬意を表したくなるものばかりです。

今回は、そんなオドンガー大佐氏に、ダンボール工作の面白さや苦労する点、思い出深いエピソードなどの興味深い話を色々と訊いてみました。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

―なぜダンボールでキャラクターを再現しようと思ったのですか?
小さい頃から「ノッポさん」の番組を観て育ったので工作が大好きでした。なので、ダンボールでキャラクターを作る以前から、ティッシュ箱やトイレットペーパーの芯、アルミ箔などを使って息子と一緒に工作していました。そして、ある時に息子がガンダムにハマり、「シャアザクの頭を作って、息子に被せたらSDガンダムみたいになって面白いかな」と思って、家に沢山有ったダンボールで作ってみたんです。そうしたら息子が凄く喜んで、どこに行くのにも被るくらい気に入ってくれて。「ダンボールでこんなに凄いの作れるって、パパ凄いね!!」と言われて調子に乗り、今に至ります(笑)

―Twitterをみると、息子さんが作品で遊ぶ姿を目にしますが、やはり息子さんの存在は作品を作る上でモチベーションに繋がるのでしょうか?
かなりモチベーションに繋がっています。完成した時に喜んでくれるのが嬉しいという事もありますが、この工作を通じて息子が物作りに興味を持って欲しいという気持ちもあり、息子のリクエストに応え続けています。


一昨年のハロウィンに、頭に被れるダンボールのドラゴンを息子からリクエストされて、私は思わず「大変そうだから違うのにしない?」と言ったのですが、「パパはいつも僕に、どんなに大変でもやる前から諦めちゃ駄目だって言うのに、パパは諦めていいの?」と諭されて、負けられない!と一晩で作りました(笑)そこからは息子との意地の張り合いなのかもしれませんね。


―オドンガー大佐さんの作品の中でどれが一番自信作ですか?
それぞれに思い入れがあるのですが メガフシギバナが色々な工夫が入っていて気に入ってます!

―ひとつの作品を作り上げるのにどのくらいの期間を要しますか?
簡単なモノで2時間くらい、今までで1番大変だったメガフシギバナで1か月くらいです。

―作品を作り上げる上で一番苦労する事は何ですか?
展開図を描かないで作りながら考えるスタイルなので ダンボールの特性を活かして、どのように形を再現するのかという事と、どこの部分に分割を入れるかを考えるのが大変です。特に曲線部分が一番大変ですね。長いと2週間くらい悩みますよ。


―作品を作る上で道具はどんなものを使っているのでしょうか。
・鉛筆
・ハサミ(右利き用、左利き用)
・カッター
・カッターマット
・木工用ボンド
・グルーガン
・定規
・分度器
・コンパス
・マスキングテープ
あと老眼気味なので、細かい部分の作り込みはハズキルーペが欠かせません(笑)


―ダンボール工作の一番楽しいところはなんでしょうか?
子供でも大人でもダンボールと時間さえあれば、一緒に楽しめるところです! 後から改造も自由自在です!!

―これからどんな作品を作る予定ですか?
今年のハロウィン用に、頭に被れるリオレイアを作っています! それが終わったらポケモンの新作発売に合わせて、何か作りたいですね。

―これからダンボールで何かを作りたい人に向けて何かコメントをどうぞ。
ダンボールの良いところは、加工も入手もとても簡単なところだと思います。子供の頃に粘土で遊んだのと同じように、ダンボールを切り貼りしながら、モリモリ作るのが楽しいと思います!


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オドンガー大佐氏のインタビューを通じて、何より感じたのは息子さんへの愛。それがこのダンボール工作のモチベーションに繋がり、人々から注目を受ける数々の作品が作り出されました。今では、彼の作品に触発され、ダンボール工作に挑戦しようとするクラフターもいるのだとか。まるで息子さんとの「繋がり」がまた新たな「繋がり」を呼び寄せているかのようです。

なお、オドンガー大佐氏は、ダンボール工作を行う同志を募っているので、情報交換などをしたい方はこちらからフォローしてみましょう。

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《真ゲマ@INSIDE》

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