Windows10無償アップデート、モリサワ「UDデジタル教科書体」採用
マイクロソフトが10月17日より提供開始するWindows 10向けの無償アップデート「Windows 10 Fall Creators Update」において、モリサワの「UDデジタル教科書体」が採用された。
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モリサワは、教育現場の要望に応えるため、ヒアリングや検証をもとに改良を重ね、10年にわたって「UDデジタル教科書体」を開発。一定の太さを保ちながら、書き方の方向や画数・筆順など学習指導要領の字型に準拠している。視覚に障害をもつ子どもに配慮し、電子黒板やタブレット端末などを利用する教育の現場でもはっきりと読みやすい効果を発揮するという。
「UDデジタル教科書体」はユニバーサルデザイン対応の書体として、慶應義塾大学の中野泰志教授の協力による「デジタルデバイスでの見やすさの検証」「紙に印刷した際のアンケート・ヒアリング調査」などが行われ、見やすさの裏付けを得ている。
提供書体は「UDデジタル教科書体R」「UDデジタル教科書体B」。等幅・プロポーショナルの仕様は、1ウエイトにつき等幅(英数半角)、P付き(英数プロポーショナル)、K付き(英数かなプロポーショナル)のフォントを提供する。
10月17日からの「Windows 10 Fall Creators Update」における正式採用により、「Windows 10 Fall Creators Update」が適用された環境でOS標準フォントとして「UDデジタル教科書体」を利用できるようになる。なお、Windows 10日本語版以外では、システムに日本語言語パックのインストールが必要。
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