学習ノート共有アプリ「Clear」教育機関向けに提供スタート

 利用者数150万人を超える学習ノート共有アプリClearを運営するアルクテラスは、教育機関向けコラボレーションツール「ClearS(クリア・エス)」を10月27日に提供開始した。

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 利用者数150万人を超える学習ノート共有アプリClearを運営するアルクテラスは、教育機関向けコラボレーションツール「ClearS(クリア・エス)」を10月27日に提供開始した。

 アルクテラスは、これまで学習ノート共有アプリ「Clear」や個別学習最適化ツール「カイズ」などを提供してきた。特に、「Clear」については「生徒同士の教え合いを活性化したい」「研修受講者たちに継続してコンテンツを提供していきたい」「教育情報を安心して発信することができるコミュニティが欲しい」など、国内外の教育系企業から自社の教育事業の一部として活用したという要望が多数寄せられ、同社は学習機関向けに「ClearS」開発することを決定した。

 「ClearS」の対象となるのは、教育業界の予備校、研修機関、専門学校など。現在、大手予備校や研修機関、資格学校、通信教育、オンライン通信教育事業者、個別指導塾など、さまざまなスタイルの教育系企業への導入が決定している。国内の教育企業大手数社のほか、海外でも大手学習塾数社が導入予定。

 「ClearS」の特徴は、「ノート公開機能」「Q&A機能」「タイムライン機能」の3点。「ノート公開機能」では、学習ノートや指導案などをアルバム形式で共有することが可能。「Q&A機能」では、講師と生徒、講師同士、生徒同士でのQ&Aを学習教科別に行える。「タイムライン機能」では、アプリ内のユーザーに向けた連絡などができる。

 今後はパッケージプランでの導入を基本機能としつつ、要望に応じてカスタマイズでの提供なども行なっていくという。

《鈴木邦明》

鈴木邦明

帝京平成大学 人文社会学部児童学科 准教授。1971年神奈川県平塚市生まれ。1995年東京学芸大学教育学部卒業。2017年放送大学大学院文化科学研究科修了。神奈川県横浜市と埼玉県深谷市の公立小学校に計22年間勤務。2018年からは帝京平成大学において教員養成に携わっている。「学校と家庭をつなぐ」をテーマに保護者向けにも積極的に情報を発信している。

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