高校生が読む本は1か月平均1.5冊、半数は0冊…学校読書調査
高校生が1か月間に読む本は平均1.5冊で、1冊も読まない不読者の割合が半数にのぼることが、「第63回学校読書調査」の結果より明らかになった。小学生、中学生、高校生と、学校段階が進むほど平均読書冊数は減り、不読率は上昇する傾向がみられた。
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
学校読書調査は、全国学校図書館協議会(全国SLA)と毎日新聞社が毎年共同で行っている。第63回調査は2017年6月第1・2週、全国の小学生(4~6年生)3,240人、中学生(1~3年生)3,070人、高校生(1~3年生)3,614人を抽出して実施した。
これによると、5月の1か月間に読んだ本の平均冊数は、小学生11.1冊(2016年比0.3冊減)、中学生4.5冊(同0.3冊増)、高校生1.5冊(同0.1冊増)。中学生は、わずかながら増加を続けており、1987年からのデータでみると、過去最多となっている。
2017年5月の1か月間に読んだ本が0冊という「不読者」の児童・生徒の割合は、小学生5.6%(2016年比1.6ポイント増)、中学生15.0%(同0.4ポイント減)、高校生50.4%(同6.7ポイント減)。高校生は、前年より下降したものの、依然として不読者が半数を占めている。
なお、第63回学校読書調査の結果は、全国SLAのWebサイトで公表しているほか、機関誌「学校図書館」2017年11月号において全項目の結果と分析を掲載。毎日新聞社が2018年4月に発行する「読書世論調査 2018年版」にも詳細データが掲載される予定。
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