H29年度私立大学研究ブランディング事業、タイプA33件・タイプB27件を選定

 文部科学省は平成29年11月7日、平成29年度「私立大学研究ブランディング事業」の支援対象校の選定結果を公表した。188校から申請を受け、タイプA33件、タイプB27件、合計60校を選定した。

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文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」
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 文部科学省は平成29年11月7日、平成29年度「私立大学研究ブランディング事業」の支援対象校の選定結果を公表した。188校から申請を受け審査した結果、タイプA33件、タイプB27件、合計60校が選定された。

 私立大学研究ブランディング事業」は、学長のリーダーシップのもと、大学の特色ある研究を基軸として、全学的な独自色を大きく打ち出す取組みを行う私立大学に対し、施設費や装置費、設備費と経営費を一体的に支援する取組み。平成29年度の同事業予算額は79億円。事業の目的に応じ、社会展開型の「タイプA」と世界展開型の「タイプB」を設けている。

 188校からの申請を審査した結果、タイプAに33校、タイプBに27校が選定された。タイプAの選定大学は、北海道科学大学、八戸工業大学、東京慈恵会医科大学、金沢工業大学、名古屋商科大学、福岡歯科大学など。タイプBは、自治医科大学、日本工業大学、北里大学、順天堂大学、上智大学、中央大学、東洋大学、日本大学、法政大学、早稲田大学、関東学院大学、藤田保健衛生大学、関西大学、福岡大学など。

 私立大学研究ブランディング事業委員会 委員長は、選定結果について「選定された60校の取組は、大学のこれまでの研究実績を元に、集約された知見を地域の課題解決に活かすもの、地域の産業支援と人材育成に貢献するもの、世界的な研究拠点としてのブランド確立を目指すものなど、高い意欲を持つものが多数あり、他大学の参考・励みとなり得ると考える」とコメント。「その一方で、選定された大学の中にも、研究ブランディングに関する計画や成果指標に関し、より具体化して踏み込んだ取組を求めたいものも見られた」と評している。

 選定大学や事業名、事業期間などの一覧はすべて文部科学省Webサイト内「私立大学研究ブランディング事業」に公開されている。

《佐藤亜希》

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