H28年度図書購入費平均、中学校67万円・高校73.9万円…学校図書館調査
全国学校図書館協議会(全国SLA)は2017年11月2日、「2017年度学校図書館調査」の結果を公表した。2016年度決算の平均図書購入費は、中学校が前年度(2015年度)比4.8万円減の67.0万円、高校が前年度比11.5万円減の73.9万円だった。
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
学校図書館調査は全国SLAが2017年6月、全国の小中高校から都道府県ごとに3%を無作為抽出して実施した。回答校数は、小学校292校、中学校186校、高校113校。
2017年度の1校あたりの平均蔵書冊数は、小学校9,941冊(2016年度比276冊減)、中学校11,985冊(同69冊増)、高校25,572冊(同1,989冊減)。高校の減少が目立った。
2016年度決算の1 校あたりの平均図書購入費は、小学校52.6万円(2015年度比2.8万円増)、中学校67.0万円(同4.8万円減)、高校73.9万円(同11.5万円減)。中学校と高校で前年度より減少した。
全国SLAでは、「『学校図書館図書整備等5か年計画』で地方財政措置されている図書予算が、他に流用されないできちんと図書費として予算化されるように、さらに働きかけを強めていく必要がある」としている。
なお、「2017年度学校図書館調査」全項目の結果と分析は、全国SLAの機関誌「学校図書館」2017年11月号に掲載されている。
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