【大学受験2018】新設の学生寮、約4割が首都圏…地方出身者を呼び込む

 2018年4月に運営開始する新しい学生寮16件のうち、7件が「首都圏」、5件が「京阪神」と、地方出身者を取り込む手段として学生寮を設置・充実させる大学が多いことが、旺文社教育センターの調査結果より明らかになった。

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 2018年4月に運営開始する新しい学生寮16件のうち、7件が「首都圏」、5件が「京阪神」と、地方出身者を取り込む手段として学生寮を設置・充実させる大学が多いことが、旺文社教育センターの調査結果より明らかになった。

 旺文社教育センターは、旺文社刊行の螢雪時代8月臨時増刊「全国 大学内容案内号」で行なった学生寮の有無についてのアンケート調査をもとに、学生寮の現状をまとめた。学生寮を有する大学は、国立大学ではほぼ全て、公立大学では約27%、私立大学では約50%と、前年度の状況と大きな変化はなかった。

 2018年4月に新入生を受け入れる「新しい学生寮」は、首都圏では足利工業大学(2018年4月、足利大学に名称変更予定)の女子学生寮、千葉科学大学の女子学生寮、慶應義塾大学の元住吉国際学生寮(男女)と綱島SST国際学生寮(男女)、國學院大學の男子学生寮まほろば、聖心女子大学の女子学生寮、帝京大学宇都宮キャンパスの国際学生寮(男女)の7件

 また、京阪神では京都女子大学の女子学生寮、京都女子大学の東山寮、関西外国語大学のGlobal Commons 結-YUI-(男女)、神戸薬科大学の如修塾(女子、既存の寮のリニューアル)、流通科学大学のRYUTOPIA(男女)の5件

 そのほか、長岡技術科学大学と新潟医療福祉大学、長野県立大学、別府大学も学生寮を新設する。

 なお、2017年には23件の学生寮が運営開始し、このうち16件(70%)が首都圏だった。地方出身の学生を確保するための手段として学生寮を設置・充実させる大学は少なくないという。

《工藤めぐみ》

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