子どもと一緒に考える、スマホ・ネットの使い方3/15

 文部科学省は平成30年(2018年)3月15日、「平成29年度 ネット安全安心全国推進フォーラム」を開催する。対象は、保護者、学校関係者、青少年行政担当者、民間団体関係者や興味のある一般の人など、広く参加者を募る。定員は150名、参加無料。

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 文部科学省は平成30年(2018年)3月15日、「平成29年度 ネット安全安心全国推進フォーラム」を開催する。保護者、学校関係者、青少年行政担当者、民間団体関係者から興味のある一般の人まで広く参加者を募り、これからのインターネット社会で生きる子どもたちのために何をすべきか社会全体で考える機会を提供する。定員は150名、参加無料。

 「ネット安全安心全国推進フォーラム」は、携帯電話やスマートフォン、パソコンなどの普及により、子どもたちがネット上のいじめやネット上の違法・有害情報による犯罪に巻き込まれる危険性が問題となっている状況を踏まえ、関係者の連携を促進し効果的な取組みを推進することを目的に平成19年度より開催している。自治体関係者などによる先進事例の発表をもとに課題を見つけ、参加者による議論を通じて課題の解決方法を検討する。

 平成29年度のテーマは「子どもたちと一緒に考えよう!スマホやネットの使い方」。前半では、警察庁や国立青少年教育振興機構、ネット教育アナリストなどが登壇し、「ネットを通じた子どもの犯罪被害について」「青少年のネットトラブル防止大作戦(ひょうごケータイ・スマホワークショップ)」「青少年教育施設を活用したネット依存対策推進事業セルフディスカバリーキャンプ」「ネット利用の低年齢化を踏まえた啓発の取組みについて」の4つの事例発表を行う。

 後半には、初の試みとなる4つのテーマでグループごとに分かれて行う参加者によるカンファレンス(ワークショップ形式の討議)を実施。テーマは、1「ネットトラブル・犯罪被害を防ぐための対策」、2「ネット依存についての対策」、3「学校や家庭で中高生とともに考えるルール作り・対策」、4「ネット利用の低年齢化についての対策」。テーマの2と3には中高生や大学生も参加予定。さまざまな立場にある参加者が6名程度のグループとなり、ネット利用に関する喫緊の課題について議論し、現場のニーズや生の声を国の政策に生かしていくことがねらいだという。

 カンファレンス終了後には各グループの代表による提言発表や、提言を踏まえたパネルディスカッションも開催される予定。フォーラム終了後には希望者による情報交換会も行われる。参加申込みはメールまたはFAXにて2月16日まで受け付ける。なお申込多数の場合は参加を制限する場合もある。

◆平成29年度 ネット安全安心全国推進フォーラム
日時:平成30年3月15日(木)14:00~17:40(受付開始13:30)
※18:00~希望者による情報交換会
会場:文部科学省第2講堂(文部科学省旧庁舎6階)(東京都千代田区霞が関3丁目2番2号)
対象:保護者、学校関係者、都道府県等の青少年行政担当者、民間団体関係者、青少年団体等で活動している人、あるいはこれから活動したいと考えている人、テーマに興味のある人などそのほか一般
定員:150人
参加費:無料(情報交換会は参加費1,000円)
申込方法:メールまたはFAXにて申し込む
申込締切:平成30年2月16日(金)
※席に限りがあるため、申込多数の場合は参加を制限する場合あり。参加できない場合は2月23日(金)までにメールまたは電話で通知

《畑山望》

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