Classi、不登校小中生を支援する「クラスジャパン・プロジェクト」参画

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クラスジャパン・プロジェクト
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 ベネッセホールディングスとソフトバンクの合弁会社で学習支援プラットフォームを提供する「Classi(クラッシー)」は、学校・企業・地域が一丸となって不登校の小中学生の学校復帰を支援する「クラスジャパン・プロジェクト」に参画すると発表した。ネット学級の形成などにClassiの学習支援プラットフォームが活用される。

 文部科学省の平成28年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、年間30日以上の不登校の状態にある小中学生は全国で過去最多の約13万人にのぼり、高校進学に必要な単位を得られずに進学や就職をしない非就業者になるケースがあるなど、大きな社会問題となっているという。

 クラスジャパン・プロジェクトは、これらの問題を解決するべく2018年2月に発足した通信・通学型の行政サービス。クラスジャパン教育機構が主幹となり、全国の自治体からの委託によってインターネット上に設置された「ネットクラス(学級)」を中心に、不登校の小中学生の学習支援や自立支援を行う。全国から集まる仲間たちとともに、インターネットで参加できる部活やサークル活動を通じて人間関係の構築ができると同時に、企業と連携したキャリア教育、地域や自治体と連携した行事への参加など、多彩な支援プログラムが予定されている。

 Classiは、先生の授業や生徒指導、生徒の学習を先進のICT技術でサポートする国内最大規模の学習支援プラットフォーム。2014年の開始以来、全国の約4割となる2,100校の高校、1,000校の小中学校に導入され、約80万人が利用している。今回、実績とノウハウが評価され、クラスジャパン・プロジェクトがネットクラスを運営するのに必要不可欠な「プラットフォーム」「コミュニケーション」「ポートフォリオ」の機能を提供するICTプラットフォームとして「Classi」が全面的に採用された。

 クラスジャパン・プロジェクトにおいては、デジタル学習やプログラミング教育、VR技術を活用した職業体験など、多種多様な学習サービスに容易にアクセスできるプラットフォームとしてClassiが活用される。また、掲示板機能である「校内グループ機能」や「メッセージ機能」などによるネットクラスの担任・生徒・保護者のコミュニケーションツールとして活用されるほか、自信をなくしかけている生徒が学ぶことに興味・関心を持ち主体的な学びを形成できるよう、将来につながるポートフォリオとしての活用が想定されている。

 高校生と比較し、義務教育期間にある小中学生は学校以外の場で学ぶ方法が限定されている。クラスジャパン・プロジェクトは、従来のフリースクールなどの仕組みを超えた新たな「学びの場」としての役割を担っていきたいとしている。

《畑山望》

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