2020年度入社の就活スケジュールは現状維持…経団連

 日本経済団体連合会は2018年3月12日、2020年度入社の大学卒業予定者らを対象とした「採用選考に関する指針」を発表した。採用選考活動の開始時期は現状と同じく、広報活動は3月1日以降、選考活動は6月1日以降、正式な内定日は10月1日以降とした。

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 日本経済団体連合会は2018年3月12日、2020年度入社の大学卒業予定者らを対象とした「採用選考に関する指針」を発表した。採用選考活動の開始時期は現状と同じく、広報活動は3月1日以降、選考活動は6月1日以降、正式な内定日は10月1日以降とした。

 2018年3月12日改定の「採用選考に関する指針」は、2020年度入社の大学卒業予定者・大学院修士課程修了予定者らが対象。「公平・公正な採用の徹底」として、正式内定日前の誓約書要求など、学生の自由な就職活動を妨げる行為は一切しないよう明記。大学所在地により、不利が生じないよう留意するとも記している。

 大学の学事日程を尊重するなど「正常な学校教育と学習環境の確保」、留学経験者への配慮や秋季・通年採用の実施など「多彩な採用選考機会の提供」に努めることも求めている。

 採用選考活動の開始時期については、学生が本分である学業に専念する十分な時間を確保するため、広報活動は卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、選考活動は卒業・修了年度の6月1日以降、正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降とした。採用選考活動にあたっては、学生の事情に配慮するほか、開始時期より早期に行うことは厳に慎むよう求めている。

 具体的に取り組む際は、「採用選考に関する指針」の手引きを踏まえて対応する。手引きでは、広報活動開始日前に実施するインターンシップについて、募集対象を学部3年・修士1年次の学生に限定せず、採用選考活動とは一切関係ないことを明確にして行う必要性などを示している。

《奥山直美》

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