制服の満足度が「学校が好き」にも影響…世代別でイメージに差

 学生服のトンボが実施した「学生服に関する意識調査」から、制服の満足度が高い方が、学校を「好き」と答える割合が高いことがわかった。着用タイプは男性が「学ラン」、女性は中学「セーラー服」、高校「ブレザー」が多かった。

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制服の満足度が「学校が好き」にも影響…世代別でイメージに差
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 学生服のトンボが実施した「学生服に関する意識調査」から、制服の満足度が高い方が、学校を「好き」と答える割合が高いことがわかった。着用タイプは男性が「学ラン」、女性は中学「セーラー服」、高校「ブレザー」が多かった。

 学生服に関する意識調査は、学生服ブランドが行う活動の一環として世代間の制服に関する意識の違いを探ることを目的に、トンボがインターネット調査にて実施した。16歳の現役高校生から70歳の団塊の世代まで、全国各世代の男女2,000名から回答を得た。

 中学・高校時代に着用している(していた)制服の種類は、男性は「学ラン(詰襟)」が中学80.9%・高校61.0%ともっとも多かった。一方、女性は中学で「セーラー服」が50.3%だったのに対して、高校では「ブレザー」が65.8%になり、着用タイプが逆転。「制服の気に入り度」については、男性は中学66.1%・高校70.2%、女性は中学46.9%・高校58.6%が、「気に入っていた」「やや気に入っていた」と回答。男女ともに高校の方が満足度が高い傾向にあった。

 また、制服を「とても気に入っていた」と答えた層は、「学校の好き度」(好き・普通・嫌いのいずれかで回答)も高いことがわかった。特に高校では、「制服をとても気に入っていた」層の男性71.1%・女性73.6%が、「学校を好き」と答えている。「制服が不満」という層では、男性18.6%・女性25.0%で、48.6~52.5ポイントの差があった。

 制服に対するイメージでは、「青春」が全体1位に輝き、2位「統一感」、3位「清楚」、4位「朝の準備が楽」、5位「伝統」が続いた。「青春」は、2017年に行った調査で親世代3位・子ども世代9位となっており、前回調査時より大きくランクアップした。トンボは、インスタグラムをはじめとするSNSで、制服ダンスや制服テーマパークなど「制服で青春を謳歌している」姿を目にする機会が増えていることが影響しているのではないかと分析している。

 世代別のイメージを見ると、70歳~68歳(団塊の世代)は「キリッとする」、57歳~53歳(新人類世代)は「個性がない」、47歳~43歳(団塊ジュニア世代)と42歳~36歳(氷河期世代)は「日本の文化」「若々しい」、29歳~25歳(ゆとり世代)と24歳~18歳(さとり世代)は「若々しい」「カワイイ」などの回答が上位にランクイン。現役高校生である17歳・16歳は「学ぶ雰囲気をつくる」と、その世代ならではのイメージが見られた。

《黄金崎綾乃》

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