ランドセルで登下校を見守り「フィットちゃんみまもりAI」

 ハシモトとBsizeは、「ランドセル×AI」で子どもの安全と親の安心を提供していく取組みを開始。2018年4月より「フィットちゃんみまもりAI」サービスを提供する。端末価格は通常4,800円、利用料として月額480円かかる(いずれも税別)。

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 ハシモトとBsizeは、「ランドセル×AI」で子どもの安全と親の安心を提供していく取組みを開始。2018年4月より「フィットちゃんみまもりAI」サービスを提供する。端末価格は通常4,800円、利用料として月額480円かかる(いずれも税別)。

 近年、女性の社会進出や共働き世帯の増加により、学校や保護者の目が届きにくい登下校や放課後の時間をいかに安全な時間にできるか、親にとって「子どもの安全」が課題となっている。

 そこで、ランドセルメーカーのハシモトと見守りAIロボットサービスを展開するBsizeは、ランドセルだからこそできる「安全・安心」を提供しようと、2018年4月に「フィットちゃんみまもりAI」サービスを開始する。端末価格は通常4,800円、ハシモトのフィットちゃんランドセル購入者が3,800円。別途、利用料として月額480円かかる(いずれも税別)。

 フィットちゃんみまもりAIは、学習能力のあるデバイス「GPS BoT」が子どもの行動パターンをインプット。位置情報を教えるだけでなく、普段訪れる場所への到着や出発を自動通知する。また、普段と異なる行動パターンを示した際のAI異常アラートも搭載予定。

 GPS BoTは、位置情報から子どもを見守るAIロボット。日本中をカバーする携帯電話回線に自動接続し、子どもの現在地を見守り続ける。子どもの生活習慣を学習し、通常1週間程度で自宅や学校を特定。週1回の塾や習い事などは1か月程度で学習する。学習後は、登下校や帰宅、通塾などをプッシュ通知し、異常を捉えた場合などにも知らせる。現在、通知機能と学習機能はベータ版で、今後も性能向上するという。

 また、クラウド上で位置を特定する高精度なトリプル測位エンジンを搭載しており、一般的なGPSの電波だけでなく、周辺のWiFiアクセスポイントの電波や、携帯基地局の電波もセンシングするため、屋内や地下での位置も特定できる。ただし、環境によっては、位置特定できない場合や、数メートルから数十メートルの誤差が生じることもある。

《工藤めぐみ》

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