JST女子中高生の理系進路選択支援プログラム、H30年度は立教など10件採択

 科学技術振興機構(JST)は平成30年5月29日、「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の平成30年度採択機関を発表した。応募21件から、立教大学や同志社大学、鶴岡工業高等専門学校など10機関が選定された。

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女子中高生の理系進路選択支援プログラム
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 科学技術振興機構(JST)は平成30年5月29日、「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の平成30年度採択機関を発表した。応募21件から、立教大学や同志社大学、鶴岡工業高等専門学校など10機関が選定された。

 「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」は、女子中高生の理系への進路選択を支援すること目的とした事業。女子中高生の理系分野に対する興味・関心を喚起し、理系分野へ進むことを志すためのさまざまな取組みを支援する。1件あたりの支援費は年300万円、支援期間は2年間。

 平成30年度の募集期間は平成30年2月23日~3月23日。21件の応募から、鶴岡工業高等専門学校、帝京大学、立教大学、山梨大学、同志社大学、新居浜工業高等専門学校、佐賀大学、長崎大学、鹿児島大学、琉球大学の10機関が選定された。

 各機関の企画概要がJSTのWebサイトに掲載されている。たとえば立教大学では「科学の未来を創る女子中高生のチャレンジ・ラボ ~家族・先生と一緒に知ろう!! 多彩な理系の未来~」を企画。立教大学卒業生をはじめとした理系業種で活躍する女性の講演や交流のほか、実験体験講習、最先端の研究を体験するプログラムを実施する。女子中高生自身や家族に理系女子の社会進出のさまざまな実例に接してもらい、理系への進路選択を後押しするという。

 「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」のWebサイトには、平成28年度および平成29年度の採択機関一覧を掲載。平成28年度以降の採択機関については、プログラムの支援終了後も事業を継続的に実施していくことが採用の要件となっている。現在、大阪大学や東京女子医科大学など、平成30年度実施プログラムの参加者を募集している採択機関もある。各機関のWebサイトにて最新情報を確認できる。

《黄金崎綾乃》

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