下田市、N高と連携…中学生にプログラミング授業開講

 角川ドワンゴ学園「N高等学校(N高)」は2018年5月30日、静岡県下田市と提携し、下田市立の中学生希望者を対象としたプログラミング教室を開講すると発表した。Webプログラミング授業を年間35回実施する。

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 角川ドワンゴ学園「N高等学校(N高)」は2018年5月30日、静岡県下田市と提携し、下田市立の中学生希望者を対象としたプログラミング教室を開講すると発表した。N高で実施しているプログラミング教育の教材や知見を生かし、Webプログラミング授業を実施する。

 Webプログラミングの映像授業は、N高生が使用している双方向学習アプリ「N予備校」を用いて行うプログラミング授業。講師と教材制作はドワンゴのトップエンジニアが務める。下田市との連携では、希望中学生はおもに「プログラミング入門 Webアプリコース」を学習する。

 IT企業で必要とされるプログラミング品質を保つため、教室では現地講師2名が学習サポートを行う。生徒がいつでも質問や相談をできる体制を整え、N高・通学コースでも導入しているコーチングメソッドを用いて指導する。

 初回は2018年6月6日午後3時半に開始予定。2018年度は1学期4回、夏休み16回、2学期11回、冬休み1回、3学期3回と、年間35回の実施を予定している。会場は下田市立下田中学校および下田市立稲生沢中学校のパソコン室。市内の中学生希望者59名を対象に実施する。内容は、HTML、JavaScript、Linux、GitHub、Node.js、Webセキュリティ、データベースを扱う。

 今回の連携について、福井祐輔下田市長「子どもたちに基礎を身に付けさせることにより、将来IT関係の仕事に就きたいと考える子どもたちが、世界を相手に仕事ができるレベルに到達することによって、将来的には、下田に帰ってきて、起業してくれる可能性もあるのではないかと考えています」とコメント。N高と連携し、プログラミングを始めとした最先端の教育機会を提供することで地域間格差の解消やITを活用した地方創生に取り組んでいくとしている。

《佐藤亜希》

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