「福井県こどもプログラミング協議会」発足、地域ICTクラブを支援

 福井県内のIT企業57社で組織する福井県情報システム工業会(FAS)は2018年7月、同工業会をはじめとする民間団体と福井県、大学などで構成する「福井県こどもプログラミング協議会」が発足したことを発表した。

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「福井県こどもプログラミング協議会」事業実施計画書概要
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 福井県内のIT企業57社で組織する福井県情報システム工業会(FAS)は2018年7月、総務省が進める「地域におけるIoTの学び推進事業」地域実証事業に採択されことを受け、同工業会をはじめとする民間団体と福井県、大学などで構成する「福井県こどもプログラミング協議会」を発足したことを発表した。

 「福井県こどもプログラミング協議会」は、福井県を事業実施地域とし、IoT・AI時代に対応できる論理的思考力や創造力、コミュニケーション力、ICTリテラシーなどに優れた人材の育成に向け、PTAや「子供会」、自治体などが地域一体となって取り組む仕組みを構築するために設置された協議会。

 代表団体は福井県情報システム工業会。福井県機械工業協同組合、PCN(プログラミングクラブネットワーク)、福井県、福井工業高等専門学校電子情報工学科、福井新聞社など、事業に賛同する各種団体や「地域ICTクラブ」などの協力を得て実施する。

 具体的には、メンター育成を目的とした「地域ICTクラブ」を創出し、地域ICTクラブを通した「越前がにロボコン」に向けた地域ICTクラブ向け講習会を実施する。「越前がにロボコン」とは、福井県こどもプログラミング協議会が主催する「ご当地ロボットコンテスト」。おもな対象は小学生。2018年11月25日に福井県福井市で開催する。

 福井県こどもプログラミング協議会は今後、越前がにロボコンへの出場をとおし、全国的なコンテスト「全国PCNこどもプログラミングコンテスト2018」への出場も目指せる地域ICTクラブをサポートしていくとしている。

《佐藤亜希》

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