スマホ・ケータイの利用率は小2-中1にかけて拡大、タブレット・PCは?
NTTドコモ モバイル社会研究所が実施した調査によると、小中学生のスマートフォン(スマホ)・ケータイ、パソコンの利用率は学年が上がるにつれ拡大する一方、タブレットの利用率はいずれの学年も約3~4割で学年による変動が比較的少ないことがわかった。
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
調査は、NTTドコモ モバイル社会研究所が関東1都6県に在住する小中学生の子どもとその保護者を対象に実施したもので、500組の有効回答を得た。調査時期は2017年10月。
小中学生に家族などで共有しているものも含めたスマホ・ケータイ、タブレット、パソコンの利用状況を聞いたところ、スマホ・ケータイの利用率は小学1・2年では約4割にとどまったが、学年が上がるにつれ拡大していき、中学1年では約8割にのぼることがわかった。タブレットの利用率はいずれの学年も約3~4割と学年差による大きな変化はなく、パソコン利用率は小学4年生ごろからやや拡大傾向が見られた。
子どものスマホ・ケータイ、タブレット、パソコンそれぞれの利用有無の組み合わせを見ると、それぞれの学年の最多は、小学1年~3年が「すべて利用なし」約4~5割、小学4年~中学2年が「スマホ・ケータイのみ」約3~4割、中学3年が「スマホ・ケータイとパソコンのみ」約3割だった。小学3年~6年にかけては「スマホ・ケータイのみ」が拡大する一方で「すべて利用なし」が減少、中学2年~3年にかけては「スマホ・ケータイとパソコンのみ」が拡大する一方で「スマホ・ケータイのみ」が減少していることがわかった。
NTTドコモ モバイル社会研究所は調査結果を受け、小学3年生ごろから初めてのICT端末としてスマホ・ケータイを使い始め、中学3年生ごろにパソコンも利用し始めるという子どものグループが主流派を占めている可能性があると推察。一方で、いずれの学年でも「すべて利用」している層が約1割存在することも明らかとなった。
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