77大学の新入試「予告」速報…外検利用が多数
旺文社教育情報センターは2018年10月1日、2021年度入試改革について、国公私立77大学の「予告」速報を公表した。国立大学は共通テストで英語外部検定(外検)や記述式を利用する傾向にあるという。
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大学入試センター試験は2020年1月の実施を最後に廃止され、2021年1月に「大学入学共通テスト」が始まる。文部科学省の大学入学者選抜実施要項により、大学入試において大きな変更がある場合は原則として、2年程度前に予告を公表することとなっている。
新入試について各大学の予告が出始めたことから、旺文社教育情報センターは、国立大学39大学と公立大学29大学、私立大学9大学の合計77大学について、「予告」速報を一覧表にまとめて紹介している。
国立大学は、「一般選抜で英語外部検定を必須とする」という国立大学協会の方針に合わせている大学が多い。国立大学協会は英語外部検定の利用方法やレベルなども例示しているが、そこまで規定している大学は少ない。東京大学が9月25日に「CEFR対照表のA2レベル以上」という方針を公表したことにより、「英語外部検定の利用」「CEFR対照表のA2レベル以上」は一気に加速すると予想される。
記述式試験について、国立大学協会は「国語は結果を点数化しマークシート式の得点に加点して活用する」「数学は従来のマークシート式と同様の取扱いとする」という方針を示している。北海道大学や筑波大学、埼玉大学、高崎経済大学、名古屋工業大学などは国立大学協会の方針に則り、「記述式を活用。国語は段階別を点数化して加点。数学はマークと同様の扱い」としている。
各大学の内容はあくまでも予告であり、今後、変更する可能性もあるため、最新情報は各大学へ確認すること。
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