ICTを活用したスポーツ遠隔指導の実証実験を開始…九州産業大学、ソフトバンク

　九州産業大学とソフトバンクは、スポーツや体育指導の新たなコーチングシステムの確立に向け、ICTを活用したスポーツの遠隔指導に関する実証実験を2019年3月末日まで実施する。

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2018.11.20 Tue 9:45

九州産業大学とソフトバンクは、スポーツや体育指導の新たなコーチングシステムの確立に向け、ICTを活用したスポーツの遠隔指導に関する実証実験を2019年3月末日まで実施する。

実証実験は、九州産業大学の人間科学部スポーツ健康科学科にて実施。全国で初めてソフトバンクのオンラインレッスンプラットフォーム「スマートコーチ」を大学に導入し、ICTを利用した指導法や新たなスポーツ教育の検討を行う。

スポーツ指導法の実験は、剣道、バレーボール、ハンドボール、準硬式野球の部活動4種目。学生約100人がスマートフォンなどで競技中の姿を撮影してアップロードした動画に対し、九州産業大学の専門教員やコーチが文字や図形、音声などで動作の改善点などを指摘、システムを介してフィードバックする。

場所や時間に制約されないオンライン指導の有効性について検証するほか、オンライン指導の活用方法などを講義やゼミで議論し、スポーツ教育への応用の可能性を探る予定だ。

実証実験では、ソフトバンクがスマートコーチの提供、使用するタブレット端末の無償貸し出し、ICT活用の支援、九州産業大学がスマートコーチ上のデータ分析などを行う研究会や学生同士の意見交換会などへの活用、新たなスポーツ教育方法やICTに習熟した体育教員養成への有効性の検証などを行う。