トーンモバイル「TONEあんしんAI」強化…子どもの異常移動を検知

 トーンモバイルは2018年12月19日、機械学習を利用して子どもの日常生活とネット生活の安全を守るスマートフォンサービス「TONEあんしんAI」を拡張・強化したと発表した。子どもの異常な移動を検知し、保護者に警告する新機能を実装している。

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 トーンモバイルは2018年12月19日、機械学習を利用して子どもの日常生活とネット生活の安全を守るスマートフォンサービス「TONEあんしんAI」を拡張・強化したと発表した。子どもの異常な移動を検知し、保護者に警告する新機能を実装している。

 トーンモバイルの家族向け見守りサービス「TONEファミリー」では、Webフィルタリング機能やアプリの利用時間制限などの「ネット生活の安全」と、子どもの位置情報や移動状況、歩きスマホの警告など「日常生活の安全」を守る機能を実現している。2018年4月には、「TONEファミリー」の安全・安心サービスをiPhoneでも利用できるよう、「TONE SIM(for iPhone)」を開発した。

 「TONEあんしんAI」は、子どもの位置情報や行動把握など、子どもを取り巻くあらゆる情報を相互に連携する。また、見守りの設定情報を教師データとして活用し、機械学習を利用して、子どもの「日常生活の安全」と「ネット生活の安全」を守る。これらの機能拡張・強化に伴い、「TONE SIM(for iPhone)」をバージョンアップし、「TONEファミリー」にも一部機能を追加する。

 「日常生活の見守り」強化では、TONEファミリーにおいて、子どもの「異常」な移動状態が発生した際、保護者に対し強い警告を通知する新機能を実装。あらかじめ指定した時間帯に、通常の行動と比較して「異常」と判断すると、保護者に緊急警告を通知する

 「ネット生活の見守り」強化では、TONE SIM(for iPhone)において、親会社のフリービットが開発した「キャリアグレードファイアウォール」を「AIファイアウォール」として採用。これにより、アプリやWebの時間ごとの細かい通信制限が可能になる。ただし、モニターテストでのサービス提供となる。

《工藤めぐみ》

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