中高生の運動部、7割の生徒は「勝利志向」
中高生の運動部活動で、勝利志向の生徒は7割にのぼり、楽しみ志向の生徒と比べて活動頻度が高く、長時間の傾向にあることが、笹川スポーツ財団の調査結果より明らかになった。勝利志向の生徒は「疲れがたまる」などの悩みや不満を感じているという。
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笹川スポーツ財団による「12~21歳のスポーツライフに関する調査」は、全国の市区町村に在住する12~21歳を対象に実施し、有効回答者1,636名の中で、学校の運動部活動に加入している者631名を分析対象とした。調査期間は2017年6月24日~7月20日。
所属している運動部と生徒本人が目指していることをたずねたところ、「部・本人ともに勝利志向」62.8%、「部楽しみ志向、本人勝利志向」5.6%で、計68.4%の生徒が勝利志向だった。一方、「部勝利志向、本人楽しみ志向」16.3%、「部・本人ともに楽しみ志向」15.3%で、計31.6%の生徒が楽しみ志向であることがわかった。
志向別による運動部活動の実施状況は、「部・本人ともに勝利志向」の場合、部活動頻度は週あたり7回、1回あたり2.9時間。「部・本人ともに楽しみ志向」の場合、部活動頻度は週あたり5.2回、1回あたり2.1時間だった。
「部・本人ともに勝利志向」の生徒は、「疲れがたまる」「休日が少ない」「遊んだり勉強したりする時間がない」などの悩みや不満を感じている。一方、「部・本人ともに楽しみ志向」の生徒は、勝利志向の生徒に比べ、悩みや不満が少ないことが明らかになった。
笹川スポーツ財団スポーツ政策研究所 副主任研究員の武長理栄氏は、「部活動は中学校と高等学校の学習指導要領で『生徒の自主的、自発的な参加により行われる』ことが強調されているが、実際は学校主体・教員主体の活動になっていることが多く、部の志向性や競技レベルに合う(ついていける)生徒が運動部活動に参加しているのが現状であろう」と指摘。「子どもたちが運動・スポーツの機会を選択できスポーツをすることが楽しいと感じられるよう、教員や指導者、保護者などの周りの大人は『生徒の意見に耳を傾け、見守り、サポートをする』という姿勢が重要である」とコメントしている。
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