初開催だった昨年は、開催前から話題を集め、マスコミ取材も殺到。初回にして、なんと2万5,000人を動員し、閉会後もツイッターやインスタグラムなど、SNSでも大旋風を巻き起こしました。そんな、日本最大級の文房具の祭典がパワーアップし、2018年12月14日からの3日間「文具女子博2018」として開催されました。
今年も会場では、文具愛あふれるアイテムと企画が目白押し。コクヨブースの文具大好き女子社員の皆さんと、本イベントを企画した主催事務局の担当者の文具愛にあふれるインタビューも交え、見て・触れて・買える「文具女子博2018」密着レポートをお届けします。
かわいくて使える文房具にワクワク!イベントも満載
真っ赤なエントランスボードの前には、女子のハートをわしづかみするような文房具オーナメントで彩られたツリーが置かれ、この時期ならではのお出迎え。会場へ入ると、まずコクヨのブースを発見。大人気商品「測量野帳」のコーナーは、マニアも納得の充実したラインナップです。
2回目となる「文具女子博2018」でのコクヨの試みとは。ステーショナリー事業本部・マーケティング本部の吉村茉莉さんに、お話をうかがいました。
実用性に、カワイさとときめきをプラスした文房具こそ「女子文具」
吉村さん:私たちの今回のテーマは「いつもとちがうコクヨに出会える」です。いつものコクヨは、オフィス用品や学生向けの実用性、機能性を重視した文房具がスタンダードです。もちろん文房具は使いやすさがいちばんのポイントですが、このイベントでは、実用性にカワイさとときめきをプラスし「いつもとちがうコクヨ」をお見せします。
--昨年もお聞きしましたが、ひとことで「文具女子」といっても、好みが多様化・細分化している印象があります。
吉村さん:その通りですね。文房具そのものが好きな方にも、機能にこだわりのある実用派の方にも、とにかくかわいい雑貨が好きな方にも満足していただけるようにと考えています。
今までは、文房具にかわいらしさがプラスされたものが女子文具とされていましたが、一周回って、「かわいいだけじゃなく、ちゃんと使える」という女子文具の実用性にもフューチャーしています。おトクでかわいいだけでは、気持ちも上がらない、やっぱり実用性が優れていてこそ、一流の「女子文具」だと考えています。
2018年は、女子博限定品とバイキング企画に注目
--今回のブースでは、どんな企画に力を入れましたか?
吉村さん:3日間だけのイベントなので、来場者としてはやはりここならではのグッズにときめきますよね。そこで、数量限定の福袋を今年も用意しました。今年は、文具女子博のロゴや人気の測量野帳もあしらった、ここでしか手に入らないオリジナルデザインのトートバッグにおすすめ文房具を詰めました。コクヨスタッフがセレクトしたとってもおトクな福袋です。(福袋は開催三日間で完売!)
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トートにプリントされたコクヨ・アイテムがすべてわかる方は、かなりのマニア!
--福袋は、今年も即完売しそうですね。ほかにも楽しめるコンテンツが満載ですね。
吉村さん:ほかにも十分楽しんでいただける内容を提案しています。今年は、好きな文房具を選んで購入できるバイキング企画を強化しました。こちらは、限定柄のドットライナーの中からお好きな5個選んで袋に入れるコーナーです。
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限定柄のドットライナーバイキング
--この3日間は、人気のコラボ商品もバイキング形式で購入できるのですね。
吉村さん:スタンプ感覚でシールが押せる、ミスタードーナツとコラボしたドーナツシールスタンプのバイキングでは、テイクアウトボックスをイメージした箱にお好きな本体2個とつめ替えシール2個を入れ、合計1,000円という、数量限定のレアなセットを購入できます。(行列が出来るほどの人気で、3日間で400セットが完売)
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キュートなボックスにドーナツシールと本体を詰めれば気分も上がりそう!
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2018年11月発売の水性ゲルマーカーPASTA(パスタ)は、全35色から好みの色だけ購入することも。
SNSによる拡散によりさらに注目を集めているイベント
--見ていると次々欲しくなって、どんどんお買い物してしまいそうですね(笑)
吉村さん:そのような方へのスペシャル企画も、ご用意しました!どれでも5点以上購入すると、1日先着100名様へ文具女子博限定の非売品マスキングテープをプレゼントします。このアイテムを文具女子博のインスタグラム公式アカウントに公開したところ、すぐに900以上の「いいね」をもらい、注目度の高さを実感しました。
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小さく切っても、長く貼ってもかわいい! キャンパスノート柄がずらり!
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店舗では売切続出の「保缶」はここでも完売。中身はドット柄ノート発売当初のデザインと、現在のデザイン計2冊
マニアも、中高生も、みんな満足!うれしいアイテムを提供
--一定のファンがいる定番商品にも、イベントならではの限定感がありますね。このイベント感をどう反映させましたか?
吉村さん:数量限定の希少品として、より心に刺さるものをラインナップしています。たとえば測量野帳については、コクヨハクで人気だった表紙にイラストをあしらったアーティスト野帳や、プレゼントとしても活用できるメッセージ入りの野帳、マカロンのようなカラーのスイーツ野帳などを用意しました。
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スイーツ野帳は、今年のコクヨハクでも大人気でした!
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1964年発売、以来ロングセラーのスクラップブックが、リング仕様のノートに変身!
--中高生向けのアイテムとしては、どの商品に注力していますか?
吉村さん:ドットライナーコンパクトは、プリントをノートに貼る機会の多い中高生に人気の高いアイテムのひとつです。その限定モデルとして、韓国雑貨・コスメのトレンドや、ハイブランドでも採用されているような柄をモチーフにしたものを、4種類揃えています。
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ドットライナーコンパクトは、のり面にもチャーミングな遊び心がいっぱい!
--昨年は、カルカットクリップが文具女子アワードの大賞を受賞しました。
吉村さん:おかげさまで、昨年は「文具屋さん大賞2018」でも機能賞を受賞し、「文房具総選挙2018」の切る貼る綴る部門の1位にも選ばれました。今回は、このイベントで先行発売する、佐藤オオキさん率いるデザインオフィス「nendo(ネンド)」と協業で生まれた新ブランド「GLOO(グルー)」を、「文具女子アワード2018」にエントリーしています。
--機能性もあり、デザイン性にも優れていて、プレゼントにも良さそうですね。
吉村さん:この「GLOO」は2019年1月発売のもので「貼る」ということにこだわった商品です。「角までぬりやすいスティックのり」「持ち方えらべるテープのり」「色が消える瞬間接着剤」「片手で軽く切れやすいテープカッター」の4点のシリーズです。こういうの、待ってました!と数多くのお客様に手にとっていただきました。
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限定でギフトボックス入り(3,000円)はおしゃれなプレゼントとしてもおすすめ!
--あらためて「女子文具」の魅力とは?
吉村さん:生物学的な性や年齢にかかわらず、心の中に女子や乙女の感情、ときめきがあれば、誰でも「女子文具」を楽しんでいただけます。文房具のニーズも多様化していますから、私たちも使う人を限定せずに商品を企画しています。文房具の良さは、もらってもあげても気軽で、ライトな感覚で贈り合えるところです。とくに女子文具は、実用性もときめきも兼ね揃えているので、よりプレゼントに適していると思います。
--ありがとうございました!