中でも「ライバル企業のここがスゴイ!」のコーナーは、文房具メーカー各社がお互いの製品の良いところを褒め合うという、前代未聞の企画でした。
登場した文房具メーカーは、コクヨ、ゼブラ、西川コミュニケーションズ、ハイモジモジ、パイロット、プラス、ぺんてるの7社で、自社の製品をアピールするのではなく、ライバル企業の「これはスゴい!」と思った文房具をぶっちゃけています。
ここでは、他社製品の魅力を語りすぎてしまったコクヨの吉村さんにかわり、放送中に登場したコクヨの文具の魅力について、改めてご紹介します。
常識を覆した文房具
GLOO スティックのり
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「貼る」を変える接着用品の新ブランドとして2019年に発売を開始したGLOOシリーズ。番組中に紹介されたのは「スティックのり」でした。パッと見た感じではスタイリッシュな見た目ではあるものの、これまでのスティックのりと何が違うのかはすぐにはわかりません。どんな点が常識を覆したところなのでしょうか。
一般的にスティックのりと聞いて思い浮かべる形は、円筒形が常識でした。ですが、GLOOスティックのりは、紙のカドまでしっかり塗ることができる四角い形です。
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なぜGLOOスティックのりが登場するまでは円筒形が常識だったのか、それはキャップの気密性が関係しています。四角形などの辺があるキャップだと、のりの気密性が不十分になり、のりが乾いてしまい縮んだりするという問題がありました。GLOOスティックのりでは、独自開発の円形キャップでのりの乾燥問題を解決。これにより本体部分は四角形で転がりにくく、円形キャップで気密性も確保されています。
また、キャップの中でこぼれたのりが固まることで開けづらくなったりしないように中空構造になっていたり、大きめのフチがあることで片手でも簡単に開けられたりと、これまでのスティックのりに存在していたほんのちょっとの問題点が見事に解決されています。
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これまで単なる作業になりがちだった「貼る」という行為を見つめなおし、何かと何かをくっつけ、新しい何かを作りだす豊かなものにする。GLOOはそうやって生まれました。
ワンアイディアで大ヒットした文房具
ソフトリングノート
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2015年に発売を開始したソフトリングノート。ノートの開発は通常ならば発案から発売までは1年ほどかかるところ、ソフトリングノートには3年の月日が必要でした。ありそうでなかった「ソフトリングノート」…3年間の不満解決への挑戦
リングノートの利点である「折り返して記入できる」という良さはそのままに、「リングが手にあたっても痛くない」というワンアイディアが付加されたソフトリングノート。プラスさんに「悔しいけれど使いやすい」と言わしめたこのノートは、ノートの新定番と呼べるほどの人気を得ています。
様々なサイズ、罫線のラインナップを着実に増やしているソフトリングノート。2019年3月には、ドット入り罫線10周年記念とのコラボとして「ソフトリングキャンパスドット入り罫線10周年限定」が発売されます。
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ハコアケ
宅配の段ボールをあけるシーンを思い浮かべてください。外側にぐるりとまかれたPPテープをハサミで切る。危ないなと思いながらもハサミを大きく開いて無理やりガムテープに切れ目を入れる、あるいは中身を傷つけないようにそっとカッターで開いていく。商品につけられたタグを切る。住所の記載された伝票を剥がすor切り取るといったシーンが思い浮かぶでしょう。
2wayハサミ<ハコアケ>はその名の通り「箱を開ける」シーンに特化したハサミです。上のような状況すべてに対応できちゃう、まさに「ハコアケ」のために生まれたハサミなのです。
ハコアケモードはハサミについているスイッチをスライドさせた状態でハンドルを握ることで、ハサミの先端から1mm程度だけ刃が顔を出します。カッターナイフの刃をちょっとだけ出している状態に近く、刃が出る量は最大でも1mmなので中身を傷つけることなくガムテープに切れ目を入れる作業ができます。伝票の周りをカットして剥がすときにも役立ちます。
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ハサミモードは普通のハサミとして使えます。ハサミの刃の内側の接する部分を最小限に抑えた「3Dグルーレス構造」で、粘着テープを切ってもベタつきにくくなっています。
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番組ではゼブラさんから「ハサミはハサミ、カッターはカッターという常識を打ち破ったのはスゴイ!」と褒められたハコアケ。荷物が届いた時や引っ越しの時に一本あると便利です。
ライバル企業がお互いの良いところを褒め合うという斬新な企画にびっくりしましたが、褒め合うのってとっても良いですね。切磋琢磨しながら生まれるこれからの新製品が、ますます楽しみです。