【大学受験2021】東大、英語力に関する証明書・理由書の様式案決定

 東京大学は2019年3月8日、2021年度入学者選抜(2020年度実施)に関する予告を発表した。従来の出願要件に加えて求められる「英語力に関する証明書」および「理由書」の様式案が決定したとし、PDF形式でWebサイトに掲載している。

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東京大学「2020年度(2021年度入学者選抜)以降における入学者選抜方法の検討について」
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 東京大学は2019年3月8日、2021年度入学者選抜(2020年度実施)に関する予告を発表した。従来の出願要件に加えて求められる「英語力に関する証明書」および「理由書」の様式案が決定したとし、PDF形式でWebサイトに掲載している。

 東京大学が2018年12月25日に公表した「2021年度東京大学一般入試における出願要件に関する予告」では、従来の出願要件に加え、「大学入試センターによって『大学入試英語成績提供システム』の参加要件を満たすと確認された民間の英語試験の成績(CEFRのA2レベル以上に相当するもの)」「日常の授業における学習状況や試験の成績などから総合的に評価した結果、CEFRのA2レベル以上に相当する英語力があると認められることが明記された高等学校や中等教育学校、高等専門学校などによる証明書」「なんらかの理由で認定試験の成績や学校による証明書のいずれも提出できない場合は、その事情を明記した理由書」のうち、いずれかひとつを求めることとしている。

 証明書と理由書については、指定する様式を用いて作成してもらうことを想定しており、様式と内容について入試監理委員会で検討を実施。このたび様式案が決定し、東京大学Webサイトに掲載された。なお、この様式案は今後、必要に応じて修正を行うこととし、確定した様式は2021年度東京大学一般入試に係る募集要項などで公表予定。

 このほか、大学入学共通テストにおける記述式問題についても予告を掲載。国語・数学の記述式問題の結果は、東京大学の入学者選抜に利用するとし、利用方法などについては今後、大学入試センターにおいて公表が予定されている試行調査(プレテスト)の検証結果などを踏まえ、改めて検討を行い、方針を決定するという。また、主体性の評価(調査書などの活用)に関しては、調査書の改訂状況などを踏まえて検討を行い、方針を決定するとしている。

《桑田あや》

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