都立高校入試、英語スピーキングテスト事業…公募を3/20開始
東京都教育委員会は2019年3月14日、都内公立中学校3年生を対象とした「民間資格・検定試験を活用した東京都中学校英語スピーキングテスト(仮称)事業」の募集要項を公表。3月20日より事業者の応募希望表明書を受け付け、5月下旬に最優秀事業応募者を決定する。
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「民間資格・検定試験を活用した東京都中学校英語スピーキングテスト(仮称)事業」は、都立高校入試における英語のスピーキングの技能評価および中学校における英語4技能育成に向けたスピーキングの指導の充実などを目的としたもの。3月14日に公表された募集要項によると、東京都教育委員会と事業者との協定の有効期間は2019年度から2023年度までの原則5年間。
事業者は、民間の資格・検定試験としてスピーキングテストを実施し、スピーキングテストの受験料を収入源として、独立採算で試験を運営。東京都教育委員会は、都内公立中学校3年生のスピーキングテストの受験料を公費から負担し、分担金として事業者へ支払う予定となっている。
事業者は、2019年度に一部抽出校の中学校3年生(約8,000人)を対象としたプレテストを実施。2020年度には都内公立中学校3年生すべて(約8万人)を対象とした確認テストを行い、2021年度から都内公立中学校3年生と都立高校入試受検予定者を対象としたスピーキングテストを実施する。テスト結果は原則として、2022年度都立高等学校入学者選抜において活用される予定。スピーキングテストの受験機会は、都内公私立中学校、他都道府県や海外の中学校に在籍する生徒、既卒生などのうち、都立高校の受検を希望するすべての者に対して提供するという。
受験票には受験者の顔写真を貼付し、テスト当日に確認を行うなど、受験者が本人であることを確認できるような仕組みとなる。テスト結果は、CEFRまたはCEFR-Jとの関連付け、今後の学習のアドバイスなどが記載された成績表をテスト実施日から約45日以内に返却。受験者の了承を得たうえで、在籍校を通じて返却することも可能とする。また、在籍校、区市町村教育委員会および東京都教育委員会に対し、学校ごとの成績一覧表を送付する。
事業者の応募希望表明書は2019年3月20日から25日まで、提案書は4月15日から18日まで受け付ける。都教育委員会は審査基準をもとに事業者の企画・提案などを審査し、5月下旬に最優秀事業応募者を決定・公表する。
《黄金崎綾乃》
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