金工大・DMM・FAP、プログラミング教育などの教材開発

 金沢工業大学工学部情報工学科の河並崇准教授研究室とDMM.com、FAPは2019年5月1日、STEAM教育とプログラミングに関する教材開発について共同研究を開始した。石川発の「未来のトップクリエイター」の誕生を目指す。

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プログラミング教室のようす
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 金沢工業大学工学部情報工学科の河並崇准教授研究室とDMM.com、FAPは2019年5月1日、STEAM教育とプログラミングに関する教材開発について共同研究を開始した。石川発の「未来のトップクリエイター」の誕生を目指す。

 金沢工業大学工学部情報工学科の河並准教授とFAPの代表理事である浅岡正教氏らは2017年1月、「ふれる。あそぶ。プログラミング。」という新しいスタイルのプログラミング体験イベントを金沢でスタートさせた。以来、定期的にプログラミング体験イベントを開催。その都度、学習効果の高いコンテンツ・カリキュラム制作に取り組んできた。2018年からはDMMもメンバーに加わり、コンテンツの有用性やメンター育成への検証も開始している。

 3者の知見を融合することで良質な教材の提供が可能と考え、今回の共同研究が決定した。研究チームは、金沢工業大学やITビジネスプラザ武蔵を拠点に、おもに小学生を対象としたプログラミングおよびSTEAM教育の教材とカリキュラムの開発、プログラミング教室の開催や指導者の育成などを行い、石川発の「未来のトップクリエイター」の誕生を目指す。

 DMM.comは、STEAM教育に関する技術提供およびユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンスの監修を行う。FAPは、イベント運営を通じて得られたさまざまな知見と実証実験としてのイベントの場を提供する。金沢工業大学工学部情報工学科の河並研究室は、プログラミング教室の開催など大学が持つ知見を地域の子どもたちに還元する取組みを行ってきたノウハウを活用し、STEAM教材およびカリキュラムの開発や指導者の育成を行う予定。

 研究成果は、次代を担う小学生や中学生が、将来創造的な制作を行うための総合的な知見を得られるようなカリキュラム開発に生かしていくことを目指しているという。

《外岡紘代》

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