スマホによる睡眠不足・視力や成績低下、中高生保護者の半数以上「影響あった」
子どもにスマートフォンや携帯電話を持たせたことで「影響があった」という保護者が、中学生56.2%、高校生62.4%にのぼることが2019年5月9日、東京都の調査からわかった。睡眠不足、成績や視力低下など悪影響の一方、親子の会話増など好影響を指摘する回答もあった。
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「家庭における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査」の対象は、都内在住で小学生・中学生・高校生の子どもに携帯電話などを持たせている保護者2,000人。調査期間は、2019年3月1日~4日。
子どもが利用している機器は、「スマートフォン」が65.5%ともっとも多く、ついで「携帯電話(ガラホ、PHS、キッズケータイを含む)」38.0%、「携帯ゲーム機」26.0%。子どもの年代別にスマートフォンの利用状況をみると、小学校低学年37.2%、小学校高学年38.6%、中学生89.2%、高校生97.0%と、年代が上がるにつれて高くなっている。
スマートフォンを持たせた時期は、「中学1年生」27.6%、「小学5年生~6年生」20.6%の順に多かった。全体では、小学校入学前を含めて44.5%が小学生までにスマートフォンを持たせ始めている実態にあった。子どもにスマートフォンを持たせた理由(きっかけ)は、「子どもの所在地がわかるようにするため」が46.0%と最多、ついで「子どもにせがまれたため仕方なく持たせた」26.9%だった。
携帯電話・スマートフォンの1日の利用時間は、「30分未満」38.5%がもっとも多く、ついで「1時間以上2時間未満」17.1%、「2時間以上3時間未満」13.1%。ただ、使用時間は年齢が上がるにしたがって増える傾向にあり、小学校高学年以上の3割強は2時間以上利用。小学校低学年でも4.6%は2時間以上利用している。
子どもに携帯電話・スマートフォンを持たせたことによる影響については、43.6%が「何らかの影響があった」、56.4%が「影響は特にない」と回答した。児童・生徒別にみると、「何らかの影響があった」は、小学校高学年25.6%に対し、中学生は56.2%、高校生は62.4%と、倍以上の差があった。
具体的には、「夜遅くまで携帯電話・スマートフォンを使用し、睡眠不足になった」が19.6%ともっとも多かった。このほか、「親子間の会話が減った」11.2%、「勉強に集中できなくなり、成績が下がった」10.3%、「視力が落ちたり、肩こりや頭痛、めまいなどの不調を訴えるようになった」8.1%などもあった。逆に「親子間の会話が増えた」11.2%、「成績が上がった」4.8%と、好影響を指摘する回答もあった。
携帯電話・スマートフォンを利用する中で「トラブルにあった」は16.2%。トラブルの内容は、「SNS・コミュニケーションアプリが原因で友達などとトラブルになった」5.9%、「メールが原因で友達などとトラブルになった」3.3%、「メールで誹謗中傷、チェーンメールなどが届いた」2.5%、「身に覚えのない料金請求のメールが届いた」2.5%など。
家庭でのルール作りは増加傾向にあり、全体の74.5%は家庭内で何らかのルールを作っていた。ルールの内容は、「利用する時間の制限」35.2%、「困ったときはすぐ保護者へ相談すること」33.5%、「利用する際のマナー」27.7%、「利用料金の制限」27.5%の順に多かった。
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