青少年を守る有益なスマホアプリ、東京都が初めて推奨
東京都では、東京都健全育成条例の改正により、インターネット利用に伴う危険から青少年を守るために有益なスマホアプリなどを推奨する制度を設けている。2019年5月9日、東京都として初めて推奨する2つのアプリケーションを公表した。
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1つはデジタルアーツが作成した「スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ」。個人情報漏洩やネットいじめ、スマホ依存など、スマートフォンにおける代表的な被害事例を収録したアプリで、被害がどのような仕組みで起きてしまうのか、どのような結果になってしまうのかを理解することができる。また、被害事例に対して、保護者がとるべき対策も解説しているという。このアプリは2016年1月、京都府より「青少年の健全な育成に有益なアプリケーション」として推奨されている。
もう1つは、グリーが作成した「魂の交渉屋とボクの物語 Soul Negotiator」。ネット利用時におけるトラブル事例をもとに、ゲーム感覚でネットリテラシーを学ぶアプリで、監修は千葉大学教育学部の藤川大祐教授。スマートフォンやインターネットの安心安全な利用方法について、主体的に考え、楽しみながら学ぶことができる。選んだ道によっていくつものエンディングが用意されているため、生徒がひとりで楽しめるのはもちろん、教育現場で班やチームになって一緒に考える教材として、さらには親子の会話の題材として活用することが可能だという。
いずれのアプリもAndroidとiOSに対応。無料でダウンロードできる。
《黄金崎綾乃》
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