スマイルゼミだからこそ楽しめる…物語・リズム・ゲームで学ぶ幼児英語

 ジャストシステムの「スマイルゼミ 幼児コース」が「イード・アワード2019子ども英語教材 未就学児の部」で最優秀賞を獲得。こだわりや教材内容について、同社ラーニングイノベーション事業部・企画教材グループの鎌田美代氏にお話を伺った。

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インタビューに応じるジャストシステム・ラーニングイノベーション事業部の鎌田美代氏
インタビューに応じるジャストシステム・ラーニングイノベーション事業部の鎌田美代氏 全 7 枚 拡大写真
 ジャストシステムの「スマイルゼミ 幼児コース」が「イード・アワード2019子ども英語教材 未就学児の部」で総合満足度第1位を獲得した。2020年春から小学校での教科化が予定されている英語だけに、保護者の幼児向け英語教材への関心は高い。各社競ってサービス提供に注力するなかでの最優秀賞受賞だ。

 スマイルゼミ幼児コースは、2018年12月にスタートしたばかり。始まったばかりのサービスにも関わらず多くの保護者の支持を獲得し、満足度を高めている理由、教材づくりのこだわりや内容について、教材制作を担当している同社ラーニングイノベーション事業部・企画教材グループの鎌田美代氏にお話を伺った。

幼児が身に付けたい総合知識を網羅



--総合満足度第1位、おめでとうございます。受賞の感想を教えてください。

 幼児コースを開講して1年もたたずにこのような賞をいただけて、びっくりしています。小中学生のコースでのノウハウはありますが、幼児ならではの学びをサポートできるよう、どうすれば幼児が使いやすいか、いろいろと試行錯誤しながら心をこめて作っています。それが、お子さまや保護者の皆さまにも伝わったからこその受賞だと思うと、とても嬉しいです。

--幼児コースを作られたきっかけは何だったのでしょうか。

 スマイルゼミにはすでに小学生コース、中学生コースがありますが、その保護者の方々から、幼児コースを望まれる声があったことが大きいですね。そうした声を受けて、どういうものがあると良いかを保護者の方々にインタビューしたところ、幼児ならではお悩みがあることがわかりました。

インタビューに応じるジャストシステム・ラーニングイノベーション事業部の鎌田美代氏
インタビューに応じるジャストシステム ラーニングイノベーション事業部・企画教材グループの鎌田美代氏


 たとえば、小学校・中学校には教科書があって、授業に合わせて学習を進めていけばよいのですが、幼児には文科省指定の教科書がないですし、どの分野をどれだけ学ばせればよいのか、隣の子は何を勉強してどこまでできているのかという、到達目標や学習の指標がありません。そういった点で不安を感じていらっしゃる方が多くいらっしゃいました。そこで「今はこれを学ぶべき」というものをスマイルゼミとして示し、ひとつのタブレット教材で総合的に網羅して提供してあげようと、幼児コースを開講しました。年中コース・年長コースがあり、それぞれその年齢に合った学習ができるように、意識して作っています。

学ぶ楽しさを知ることがポイント…1人で学んで、親子で確認を



--何をきっかけに入会される方が多いのでしょうか。

 入会後のアンケートによると「お子さまの年齢に応じた内容」であること、それと「学ぶことを好きになってもらいたい」という保護者の皆さまのご希望から、スマイルゼミをお選びいただくことが多いようです。小学生は学習習慣を身に付ける時期にあたりますが、幼児はその前段階として学ぶ楽しさを知る年齢です。教材も「学ぶ楽しさを身に付けてもらう」ことを念頭において作ってきましたので、そこを評価していただいているのは嬉しいです。それと「お子さまが1人で取り組める」というところで評価いただいているようですね。

--1人で学べる工夫をされているのですね。

 「1人で学習できる」ことを強く意識して、タブレットを使うことで、学習の進め方が感覚的にわかるように工夫しています。また、好きな分野だけをやってしまわないように「今日はこれをやるよ」というミッションを表示して、まんべんなく学べるように誘導しています。

 1人で、といっても保護者の方の不在中を想定しているわけではありません。キッチンで料理をしているときに、そこから見えるリビングでお子さまがタブレットで勉強しているというイメージの距離感です。お子さまが学習している間、家事や自宅で仕事をする時間が取れるという感じですね。

--1人で総合的に学習できる点が、スマイルゼミ幼児コースの特徴といえるでしょうか。

 そうですね。ある分野や特定の教科に特化したアプリはいろいろとありますが、1年間のカリキュラムで、複数の分野を総合的に学べる「幼児向けの総合タブレット教材」はまだ世の中にそれほどないと思います。楽しく学ぶ要素は盛り込んでいますが、おもちゃではないので、小学校に向けてどういう知識、教養を身に付けておけば良いかを逆算して作っていますし、幼児だけで閉じた内容ではなく、小学生で伸びていくための内容になるように工夫しています。

--スマイルゼミではさまざまな学齢でコースを提供されていますが、幼児コースならではの機能を教えてください。

 幼児コース特有の「きょうのできた!」という学習の振り返り機能があります。お子さまの学習用タブレットはもちろん、保護者の皆さまご自身のスマホでも確認できるというもので、その日の学習のポイントや学びの成果をお伝えするダイジェスト版です。たとえば「ひらがな」の学習では、書いた字の筆跡を再生することもできます。「えいご」であれば、AppleやUmbrellaなどの単語を発音しているお子さんの学習中の声を録音し、学びの成果として保護者の方が再生して確認することができます。

幼児の耳はやわらかい!絵本・チャンツ・ゲームで英語耳を育てる



--今回は、子ども英語教材のアワードでのご受賞ですね。具体的な「えいご」の内容を教えてください。

 英語は2020年春から小学校でも教科化されますので「幼児のときから英語耳を育てる」「英語って楽しい!」ということを意識させる点を重視して、講座を構成しています。

 毎月の「えいご」の教材は「絵本」「チャンツ」「ゲーム」の3つの講座で構成しています。まずは「絵本」でその月に学ぶ単語を含めたシチュエーションを体感してもらいます。「チャンツ」は、リズムに合わせて単語の発音練習をするものです。小学校入学直前の年長コースには、発音判定機能も含まれます。カタカナ英語が身に付いていないためか、ネイティブと同じように発音できるお子さまが多く、保護者の方も驚かれるようです。そして最後に、その月に学んだ単語を「ゲーム」をしながら確認するという流れです。

 よくあるタブレット教材はインプットが中心で、アウトプットは選択式問題だけというものが多いですが、スマイルゼミではお子さまの発音判定や録音・再生ができますので、日々の成長がわかります。

--絵本はどのような内容なのでしょうか。

 身近なシチュエーションを設定したオリジナルの内容を絵本にしています。たとえば、6月は梅雨の時期なので、テーマは「Rainy day」。傘やレインコートを選ぶ場面をとおして、自分のものであることを表現できるようにします。

 個別に取り出した単語だけではなく、「身近なシチュエーションのなかで使われている単語」に馴染んでほしいと思っています。レインコートは単数形「this」、レインブーツは対なので複数形「these」で表現されますが、文法として暗記するのではなく場面に即して耳から覚えるので、幼児のお子さまでも驚くほどすんなりとなじんでいっています。

「イード・アワード2019子ども英語教材 未就学児の部」で総合満足度第1位を獲得したスマイルゼミ 幼児コース「えいご」
耳で聞いた英文と合致する正しいレインコートをタップ


--チャンツはいかがでしょう?

 チャンツではリズムに合わせて単語が発音されるのでまずはそれを聞き、次に真似て発音していきます。リズム遊びや歌が好きな幼少期のお子さまが、自然と英語のイントネーションやアクセントまで身に付けられる仕組みです。

「イード・アワード2019子ども英語教材 未就学児の部」で総合満足度第1位を獲得したスマイルゼミ 幼児コース「えいご」
リズムに合わせてテンポよくネイティブの発音を聞き、発音することで、自然と語彙力をアップ


 最後は、学習した単語が身に付いているかをゲーム形式で復習します。定着を目指すための復習も「楽しく学ぶ」ことを体感してもらうために、あえてゲーム要素を盛り込んでいます。

 最近ではリトミック教室が人気ですよね。スマイルゼミ幼児コースの「えいご」でも3か月に1度ほどの頻度で、リトミックのコンテンツを配信しています。タブレット画面に映る先生たちの英語の歌に合わせて、身体を動かしながら英語の発音をするというものです。

--特に「えいご」で、保護者の皆さまに好評なことは何でしょう?

 やはり、1人で取り組むことのできるコンテンツが充実しているという点ですね。また、教材に含まれるものはすべてネイティブによる発音を使用していますので、幼少期から本場の発音が身に付けられるという点です。紙の教材ではできないタブレットならではの学びに対して好評をいただいています。

楽しく学ぶ環境をつくる!



--ベビー英語、キッズ英語における保護者の方の教育熱は年々増す一方ですね。未就学児のうちから英語を学ぶことの意義は何でしょうか。

 耳がやわらかい幼いときから英語に慣れ親しむ、耳を育てるという点だと思います。「勉強」よりも、そこに力を入れたいところですね。

--幼児のお子さまがいらっしゃるご家庭に向けて、英語学習へのアドバイスをお願いします。

 英語が好きになる環境を作ることが大事だと思います。中学校で初めて英語を学んだ世代は「勉強のひとつで、やらなくてはいけない受験科目」という意識が強いように思います。英語に親しむためには、「楽しく学ぶこと」が大事だと考えています。単なるアルファベットの羅列だけではなく、音や動き、コミュニケーションが付いているからこそ楽しくなって、もっとやりたいと思えるのだと思います。スマイルゼミ幼児コースの「えいご」は、そうした楽しく学ぶ環境のひとつになりたいと思っています。

 また、英語は家庭で教えにくい科目だとよく聞きます。発音をはじめ、ご自身の英語力に自信のない保護者の方もいらっしゃいます。その点、スマイルゼミ幼児コース「えいご」のように、正しいネイティブの発音を聞けるサービスを使って、真似しながら学ぶというのもひとつの選択肢です。タブレットならではの手軽さもあります。

--今後のご予定を教えてください。

 小学校入学準備にも安心してご利用いただけるように、年長さんの冬以降は、総復習や小学校を先取りできるコンテンツも用意できればと考えています。

スマイルゼミ 幼児コースのタブレット教材の紹介をするジャストシステム・ラーニングイノベーション事業部の鎌田美代氏
小学校コース以降のノウハウを生かし、幼児ならではUIを工夫しているというこわだりの教材


 また当社では、タブレットによるオンライン学習システムを通じて「この問題は正答率が低い」「この講座は繰り返し取り組んでいる子が多い」など、お子さまが学んだ情報・状況をデータ化して分析しています。まだ始まったばかりのコースですので、そうしたデータをもとに、次の教材づくりに活かしていきたいと思います。

--今後の展開を期待しています。本日は、ありがとうございました!

 取材中、「楽しむ」という言葉を何度も口にされていた鎌田氏。小学校、中学校と年齢があがるにつれ、英語を勉強として取り組まざるを得なくなっていくが、その前にスマイルゼミ幼児コース「えいご」を通して、英語を好きになってもらおうという使命感にも似た、強い思いを感じた。その熱い思いが教材のあらゆる個所に散りばめられていることが、満足度につながっているのだろう。小学校での教科化に合わせ、来年はさらにパワーアップすることだろう。サービスインしてから1年弱での顧客満足度第1位、今後も期待できそうだ。

《渡邊淳子》

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