【大学受験2021】大学入学共通テスト、数学の文章記述は見送り
2020年度(令和2年度)に始まる大学入学共通テストの数学の記述式問題について、大学入試センターが文章で記述する問題の出題を見送る方針を固めたことがわかった。試行調査で正答率が低迷した結果を踏まえ、記述式問題は3問いずれも数式などを記述する問題とする。
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大学入試センターが、教育委員会などを含む高校関係者を対象に2019年7月4日から全国7地区で開催中の「2020年度大学入学者選抜大学入試センター試験説明協議会」において明らかにしたもの。説明協議会用のスライド資料は、Webサイトでも公表している。
2018年(平成30年)11月に実施した試行調査(プレテスト)では、国語と数学において小問3問ずつの記述式問題を導入。数学では、数式を記述する問題、または問題解決のための方略などを端的な短い文で記述する問題を出題したが、正答率は数式を記述する問題が5.8%と10.9%、文章を記述する問題が3.4%といずれも低かった。
そのため、試行調査の結果を踏まえ、大学入試センターでは2020年度に実施する大学入学共通テストの数学の記述式問題では、問題解決のための方略などを端的な短い文で記述する問題は出題しないことを決めた。記述式問題は、「数学I」および「数学I・数学A」の数学Iの内容に関わる問題において設定し、マーク式問題と混在させた形で数式などを記述する小問3問を作成する。
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