学生支援サービスAI、京都薬科大学で試験運用開始

 京都薬科大学は、木村情報技術が開発した学生からのさまざまな問合せに自動で答えるAI問合せシステム「AI-Q(アイキュー)」を2019年10月1日に試験的に開始した。

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 京都薬科大学は、木村情報技術が開発した学生からのさまざまな問合せに自動で答えるAI問合せシステム「AI-Q(アイキュー)」を2019年10月1日に試験的に開始した。

 「AI-Q」は、これまでに学内の事務局に寄せられた学生からの問合せ内容をパターン化した約300のQ&Aが組み込まれているAIチャットボットだ。10月1日に始まった試験運用期間は12月までの3か月間を予定していて、学生からの意見や利用状況を踏まえ、学修支援に貢献できるかを判断する。

 また、2020年度からの本格導入に向けて、試験運用期間はさらなるデータを集めることも目的としている。来年度には1,200ほどの問合せに対応することが期待される。

 京都薬科大学では、複雑化する学生たちの手続きや疑問に対してどのように対応し支援していくかが課題とされてきた。6年生薬学部を有する単科大学のため、学生たちは過密なカリキュラムや研究活動に励み、5年次には学外での実務実習や薬剤師国家試験の突破に向けた勉強など、学校側のサポートは必須だ。

 そこで、それぞれの学生の求める情報を適切かつ迅速に提供するため、今回のAIチャットボットの導入につながったという。「AI-Q」を使うことで、24時間どこからでも必要な情報を手に入れることができるようになる。

《村本茉生》

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