子どもの歯列矯正「検討していない」約8割、治療費に不安

 子どもの歯列矯正を行っていない母親の約8割が、矯正を「検討していない」ことが、大阪府のまつもと歯科が発表した調査結果より明らかになった。矯正を検討していない理由は、「歯並びがきれい」「治療金額が高い」などであった。

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現在、子どもの歯列矯正を行っているか
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 子どもの歯列矯正を行っていない母親の約8割が、矯正を「検討していない」ことが、大阪府のまつもと歯科が発表した調査結果より明らかになった。矯正を検討していない理由は、「歯並びがきれい」「治療金額が高い」などであった。

 調査は、子どもを持つ母親109人を対象に実施したもの。調査期間は2019年9月13日~17日。

 「現在、子どもの歯列矯正をしている」と回答した母親はわずか2.8%。「していない」は97.2%だった。歯列矯正をしていないと回答した母親に今後の意向を聞いたところ、歯列矯正を「検討している」22.6%、「検討していない」77.4%という結果になった。

 歯列矯正を検討していない理由は、「歯並びがきれい」45.1%が最多。「治療金額が高い」36.6%、「どのように歯科医院を選べば良いかわからない」18.3%、「歯並びを重要視していない」13.4%などが続いた。

 歯列矯正を検討している母親に矯正を行うことに対する不安を聞いたところ、「大変不安」33.3%、「まぁ不安」66.7%となり、「あまり不安ではない」「まったく不安でない」はいなかった。不安に思う理由は、「費用がどの程度かかるかわからない」87.5%がもっとも多い。ついで、「開始するタイミングがわからない」66.7%、「本当にきれいになるかわかならい」50.0%、「治療後の悪癖が治るのかわからない」12.5%があがった。

 歯列矯正を検討している母親の「歯科医院を選ぶ基準」は、「技術力」54.2%、「金額」45.8%、「自宅からの通いやすさ」37.5%、「矯正治療の実績」25.0%などが多かった。

《外岡紘代》

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