へるん入試は、松江に滞在した小泉八雲ことラフカディオ・ハーン(1850~1904年)の呼称「へるん」にちなむもの。ラフカディオ・ハーンが文学者・新聞記者・民俗学者・英語教師など多方面で才能を発揮した松江ゆかりの人物であることから、高校生の多様な可能性に重ね合わせて命名した。
一般型と特定型の2つの種別があり、一般型では調査書およびクローズアップシート(配点80点)、読解・表現力試験(配点100点)、面接および志望理由書(配点100点)の合計280点で評価する。ただし、総合理工学部の建築デザイン学科を除く6学科では、理数基礎テスト(配点100点)を加えた合計380点での評価となる。
一方、特定型は「地域志向入試」「専門高校入試」「グローバル英語入試」「芸術・スポーツ・技能入試」の4種類があり、一般型と同じ評価項目のほか、それぞれの入試の特性に応じた付加評価項目を設ける。
へるん入試を導入するのは、法文学部・教育学部(学校教育課程II類)・総合理工学部・生物資源科学部の4学部。へるん入試の導入に伴い、法文学部・総合理工学部・生物資源科学部の3学部では、従来の「推薦入試I・II」「AO入試I・II」を廃止する。
募集人員(予定)は、一般型178人、特定型76人の計254人。試験は、2020年11月14日に実施予定。合格者に対しては、2021年4月からの大学生活に向けて、専門教育への準備、学習意欲の向上などを目的とした入学前教育を行う。