【中学受験】保護者がやるべき5つのポイント…A3対応プリンターは必須アイテム

 中学受験は親子で行う最後の共同作業ともいわれている。といっても、勉強し、試験を受けるのは子ども。保護者はそのサポートをしていくしかない。この記事では、中学受験を志す家庭で保護者がやるべきことを5つのポイントで紹介していく。

教育・受験 小学生
中学受験の準備では、とにかく「時間がいくらあっても足りない!」と感じることが多い
中学受験の準備では、とにかく「時間がいくらあっても足りない!」と感じることが多い 全 8 枚 拡大写真
 中学受験は親子で行う最後の共同作業ともいわれている。といっても、勉強し、試験を受けるのは子ども。保護者はそのサポートをしていくしかない。この記事では、中学受験を志す家庭で保護者がやるべきことを5つのポイントで紹介していく。

 中学受験の準備では、とにかく「時間がいくらあっても足りない!」と感じることが多い。子どもは毎日学校へ行き、家で学校の宿題をやり、さらに週の半分以上塾に通い、その予習復習をこなしていく。限られた時間をいかに有効活用していくかを、小学生の子どもだけで管理することは難しい。そこで、保護者が資料整理やスケジュール管理などのサポートを行っていく必要がある。

 たとえば、大手進学塾では、学年が上がるにつれ副読本なども増え、その管理や整理をするだけでも大変だ。また、6年生になると志望校の「過去問」をやり込む時間も作り出さなくてはいけない。

保護者がやるべき5つのポイント



 現在小学5年生の息子と中学受験に挑む母であり、進学塾や合格者家庭に取材を重ねてきた教育ライターの筆者が、中学受験において保護者がやるべきことを、5つのポイントにまとめてみた。

1 スケジュール管理
2 塾プリントの整理とコピー
3 資料の情報収集と整理
4 過去問の準備と活用
5 健康管理


 では、具体的にどのように行っていけばよいか。合格者のご家庭に聞いた体験談や、筆者がやってみてよかった経験の中から、お勧めの管理・整理術などを順に紹介していく。

ポイント1 スケジュール管理



 まずはスケジュール管理だ。特に、多くの進学塾で塾通いが週3日以上になる5年生からはうまくスケジューリングをしないと、塾の勉強時間が足りなくなってしまう。

 スケジュール表やチェックシートはいちから自分でつくる必要はない。「中学受験 スケジュール管理」などで検索すれば、ネットではたくさんのサンプルを見ることができる。また、市販のカレンダーフォーマットを使って、そこに記入していくのもよい。

 我が家では、さまざまなご家庭のスケジュール表を参考にして、表計算ソフトのエクセルでつくってみた。エクセルを使ったのは、これまでも夏休みの予定表などをつくってきたこともあり使いやすかったためで、スマホのスケジュール管理アプリなどを使ってもよいだろう。

 学校行事や長期休暇などは月ごとに予定が変わるため、3か月単位ぐらいの予定がわかると便利だ。春や秋には、志望校の文化祭や体育祭、オープンスクールなども多数開催されるので、行きたい学校の予定は早めに調べてスケジュールに組み込んでおくことをお勧めする。

学習チェックシートとスケジュール表(画像はイメージです)。
学習チェックシートでは、学習習慣が身に付くまで、毎日やることを教科化別にまとめておき、子どもがチェックする。
また、文化祭や説明会は日程がかぶることがあるため、スケジュール管理は必須だ。
プリントアウトして部屋に飾っておくことで、家族みんなで予定を確認することができる。

ポイント2 塾のプリント整理と活用



 塾に通い出してとにかく困ったのがプリントの整理だ。中学年以降は4教科となり、塾から持って帰ってくるプリントの量が格段に増えた。しかも、毎月復習テストがあるため、その月の復習ができるよう、わかりやすく整理しておく必要がある。

 最初はバインダーなどを購入して整理を頑張っていたのだが、だんだん面倒になってきた。そんなときに役立ったのが、4年生の終わりに導入したプリンターだ。我が家は、機能性とコスパを考え、エプソンのエコタンク搭載モデル「EW-M5071FT」を選んだ。本体価格は10万円超とやや高価だが、スキャン機能を備え、A3サイズに対応、さらにモノクロ1枚の場合約0.4円という印刷費の安さも考えて、この機種に決めた。

エプソンのエコタンク搭載モデル「EW-M5071FT」
4年生後半から使用している、エプソンのエコタンク搭載モデル「EW-M5071FT」。
参考価格10万9,980円(税別・エプソンダイレクトショップ販売価格)

 「EW-M5071FT」は大容量のインクタンク搭載で、インクの交換頻度が少なく、大事なときにインク切れの心配がない。また、ランニングコストが格段に安いことも魅力だ。しかし、購入時の価格を抑えたいご家庭には、A3対応、カートリッジタイプの4色顔料インクで本体価格が4万円台のビジネスインクジェットプリンター「PX-M5081F」もお勧めだ。顔料インクは、マーカーで色をつけてもにじんだりこすれたりしない特長がある。

ビジネスインクジェットプリンター「PX-M5081F」。参考価格4万2,980円(税別・エプソンダイレクトショップ販売価格)。
ビジネスインクジェットプリンター「PX-M5081F」。
参考価格4万2,980円(税別・エプソンダイレクトショップ販売価格)

 息子が通っているSAPIXは、事前にテキストは一切配布されず、毎回授業でプリントをもらってきて家庭学習をするスタイルだ。毎週4教科のテキストがどんどん溜まっていく。そのため、もらった週にテキストをプリンターでスキャンしPDFデータ化しておくことにした。また、毎月のように復習テストがあるため、テストの範囲ごとに分けてデータを管理している。

 この方法をとってから、「前の週の解答がなくなった!」といったことがなくなり、親子ともにプリント整理のストレスからだいぶ解放された。

 また、理科や社会の表紙になっている図版はカラーでわかりやすいため、表と裏をカラーコピーして毎週廊下に張り出すなど、データ化とプリントを使い分け、長期記憶に結び付けることを目指している。

ポイント3 資料の情報収集と整理



 高学年になり、学校見学や相談会などのイベントに足を運ぶようになった。そこで、学校ごとの案内や受験に関する募集要項などをどっさりともらってくる。結果として、ダンボールにして1箱分ほどの資料がたまってしまった。これについては必要な分はスキャンし、使用頻度の低い資料は押し入れにしまっておくことで、だいぶ整理をすることができた。

 また、学校からのお便りは依然として紙だ。特に夏休み前は20枚ほどプリントがあり、大事なお手紙も埋もれてしまう。そのため、学校からのプリントはその日のうちに目を通し、記入が必要なもの以外はデータ化しクラウドにあげている。

 外出先で、学校で必要なものを買おうとした際、スマホですぐに確認できるうえ、同級生のお母さんから「あのプリントある?」と聞かれたときも、スムーズに送ることができるようになった点でも重宝している。

ポイント4 過去問の準備と活用



 我が家は5年生のため、まだチャレンジしていないが、6年生になったら必須なのが過去問だ。本命校はもちろん、併願校など数校は揃える予定でいる。過去問には、その学校の出題傾向だけでなく、学校がどんな子どもを求めているかというメッセージも込められている。

 そして過去問を解く際に心がけたいのが、できるだけ実際の入試と同じ設定にして挑むということだ。時間を測るのはもちろんのこと、解答用紙のサイズも本番同様にして、入試のつもりで挑んでみてほしい。過去問集の解答用紙には拡大率が明記されているので、同じサイズに拡大コピーしておくことが望ましい。

この過去問では解答用紙の右下に「A3用紙に159%拡大コピーすると、ほぼ実物大で使用できます。」と記されている
この過去問では解答用紙の右下に「A3用紙に159%拡大コピーすると、ほぼ実物大で使用できます。」と記されている

コンビニに行かずとも、自宅でA3サイズに拡大コピーできるのは本当に助かる
コンビニに行かずとも、自宅でA3サイズに拡大コピーできるのは本当に助かる

過去問と拡大コピーした解答用紙。印刷して使えば何度も繰り返し挑戦することができる
過去問と拡大コピーした解答用紙。印刷して使えば何度も繰り返し挑戦することができる

 また、スキャンやコピーをしておくことで、何度も繰り返し挑戦することができる。特にできなかったり苦手だったりする問題については、ノートに貼って「マイ過去問」も作りたい。そうした際も、A3対応プリンターがおおいに活躍してくれそうだ。

5 健康管理



 現在、週3日塾に通う息子の帰宅時間は21時。息子が通うSAPIXは弁当不要のため、帰宅後の食事となる。そのため、即食べられて、かつあまりおなかに負担のないような食事を心がけている。

 また、毎日の健康管理も親の役目だ。インフルエンザなどの予防接種や、花粉症のアレルギー対策、虫歯のチェックなどは、受験に関係なく常日頃から心がけておきたい。

時短や効率化につながるツールは積極的に活用する



 1~4で大変重宝したのが、前述したスキャンやコピーなどのA3対応の複合機能を備えたプリンターだ。中学受験関連の取材に伺ったご家庭の多くが自宅に備えており、「受験時はフル活用していた」と話していた。以前のプリンター活用術の記事でも触れたが、これまで毎回コピー料金が安いコンビニまで行ってコピーしていた手間が省けただけでも、かなり負担が軽くなった。しかも当時は算数1教科だけでも負担に感じていたが、これが現在の4教科だったら…と思うと、自宅にプリンターがない生活は今や考えられない。

 また、一度データ化してクラウドなどで管理すれば、自分のスマホで出先でもすぐに見ることができる。外出する際も必要な分だけプリントしていけば、分厚い副読本などをコピーしなくて済むのはありがたい。さらに、最近ではiPadとApple Pencilを使ってペーパーレス化し、いつでもどこでも勉強できる環境を作り出せることは大きい。

 受験勉強以外にも、学校の宿題でも重宝するプリンター。たとえば、受験生でも夏休みの宿題は平等に出されるもの。パソコンやプリンターを活用することにより、宿題を手を抜くことなく効率的に済ませ、受験勉強に集中できたという声も聞く。

 基本は紙と鉛筆だが、便利なものはどんどん活用していこうというのが我が家の方針だ。そういう意味では、「スキャン、コピー、プリント機能を備えた複合機、iPad、EvernoteやDropboxなどのクラウドサービス」は我が家にとっての、中学受験のデジタル版「三種の神器」ともいえる。

子どもが自ら印刷したりPDF化したりして使うことも増えてきた
子どもが自ら印刷したりPDF化したりして使うことも増えてきた

 現在、6年生にとってはラストスパートの時期、そしてそれ以外の学年にとってもまもなく塾学年が変わる大事な時期だ。ぜひ、便利な道具も活用して、中学受験という大きな挑戦に臨んでほしいと思う。

《相川いずみ》

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