大学生の将来の不安、就職活動よりも「お金」「結婚」

 マイナビは2020年1月9日、「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査」を発表。大学1・2年生が将来もっとも不安に思うものでは、「お金」が1位、「結婚」が2位となり、3位の「就職活動」を上回る結果となった。

生活・健康 大学生
インターンシップ参加状況
インターンシップ参加状況 全 7 枚 拡大写真
 マイナビは2020年1月9日、「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査」を発表。大学1・2年生が将来もっとも不安に思うものでは、「お金」が1位、「結婚」が2位となり、3位の「就職活動」を上回る結果となった。

 「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査」は、18歳~20歳の大学1・2年生を対象にWeb調査にて実施。現時点での仕事や就職活動に関する考え方を調査したもので、今回で3回目の実施となる。調査期間は2019年11月20日~26日、有効回答数は1,142人(文系男子277人、理系男子274人、文系女子300人、理系女子291人)。

 インターンシップ参加状況については、26.8%の学生がすでにインターンシップに参加。前回調査(2019年2月)より4.2ポイント増加し、過去最高の数値となった。78.3%は「今後インターンシップに参加したい」との意向を示している。また、OB・OG訪問についても、「大学3年生になったらやってみたい」34.9%に続き、「大学1・2年生のうちからやってみたい」が28.6%にのぼった。

 将来就職して働く場所について質問すると、「地元(高校所在地)で働きたい」は前回調査より5.8ポイント増の33.9%。現住所での5地域別(「北海道・東北」「関東」「甲信越・東海・北陸」「関西」「中国・四国・九州」)にみると、「甲信越・東海・北陸」は45.3%と、ほかの地域より地元を希望する学生が多いことがわかった。

 将来についてもっとも不安だと思うものについては、「お金に対する不安」27.4%、「結婚に対する不安」16.8%が1位・2位となり、「就職活動に対する不安」15.2%は3位だった。マイナビは、目の前の就職活動だけではなく、長期的な視点でキャリアとライフスタイルを考え、安定した生活を送りたい学生が多いと分析している。

 そのほか、子育てについて回答者の考えに近いものを聞くと、「育児休業を取って積極的に子育てしたい」が女子48.7%、男子32.3%。「育児休業は取らないが夫婦で子育てしたい」は女子12.9%、男子32.8%だった。

《黄金崎綾乃》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集