新型コロナウイルス、神奈川・埼玉・愛知が相談窓口を設置

 厚生労働省の発表によると、2020年1月26日に国内4例目となる新型コロナウイルスに関連した肺炎患者の発生が確認された。厚生労働省Webサイトや首相官邸Webサイトで関連情報の提供を行っているほか、神奈川県や埼玉県、愛知県が県民に向けた相談窓口を設置している。

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厚生労働省「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について」
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 厚生労働省の発表によると、2020年1月26日に国内4例目となる新型コロナウイルスに関連した肺炎患者の発生が確認された。厚生労働省Webサイトや首相官邸Webサイトで関連情報の提供を行っているほか、神奈川県や埼玉県、愛知県が県民に向けた相談窓口を設置している。

 コロナウイルスとは、人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルス。中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎は、1月14日に国内1例目となる患者を確認。神奈川県内の医療機関から管轄の保健所に対して報告されたもので、武漢市の滞在歴がある患者だったという。その後、2例目と3例目の患者が東京都内で、4例目となる患者が愛知県内で確認された。

 厚生労働省はWebサイトの感染症情報にて、「国民の皆様へのメッセージ」や発生状況、自治体・医療機関向けの情報などを公開。首相官邸Webサイトでは、「新型新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~」を公開。新型コロナウイルス感染症とはどんな病気かという説明や、ひとりひとりができる対策などを確認できる。

 また、新型コロナウイルスに関する相談窓口を設置する県もある。神奈川県は2020年1月25日、「神奈川県新型コロナウイルス肺炎 専用ダイヤル」(045-285-0536)を設置。県民からの新型コロナウイルスに関連した肺炎患者に関する相談に対応する。受付時間は、平日が午前8時30分から午後5時15分、土日休日が午前10時00分から午後4時00分まで。開設期間、受付時間は、相談件数などの状況に応じて検討するという。

 埼玉県では、1月24日から当面の間、新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談窓口を設置。武漢市への渡航歴や患者との濃厚な接触をしたと考えられる県民で、発熱や呼吸器症状がある場合は、医療機関を受診すべきかどうかなどの対応を相談できる。相談は、平日昼間の午前8時30分から午後5時15分は各保健所(一覧は県Webサイトに掲載)、土曜・日曜昼間の午前8時30分から午後5時15分は保健医療政策課の感染症・新型インフルエンザ対策担当(048-830-3557)、夜間の午後5時15分から午前8時30分は埼玉県救急電話相談(#7119)にて受け付ける。夜間は電話がつながりにくくなる恐れがあるため、極力昼間の時間帯で相談すること。

 愛知県では、県民の皆様からの新型コロナウイルスに関連した肺炎に関する電話相談窓口を設置。愛知県保健医療局健康医務部健康対策課の感染症グループ(052-954-6272)にて、平日午前9時から午後5時まで受け付ける。なお、名古屋市、豊橋市、岡崎市、豊田市の住民は、各市の保健所に問い合わせる。

《黄金崎綾乃》

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