教育改革は期待、大学入試は不安…高校生と保護者の意識調査
リクルートマーケティングパートナーズと全国高等学校PTA連合会は2020年1月29日、「高校生と保護者の進路に関する意識調査」の結果を発表した。「高校教育」は5項目すべて「期待」が「不安」を上回った一方、「大学入学者選抜」は7項目中6項目で「不安」が大きかった。
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「高校生と保護者の進路に関する意識調査」は2019年9月1日~10月25日、全国高等学校PTA連合会より依頼した9都道府県の公立高校27校の2年生と保護者を対象にアンケートを実施したもの。有効回収数は高校生1,997人、保護者1,759人。
「高校の教育」に関する教育改革への期待と不安については、「ICT技術を活用し、ひとりひとりが最適な学習内容と進度で学べる」が高校生70.2%、「生徒が自らテーマを設定し、調べたり解決に向けて取り組む探究学習が重視される」が保護者61.7%など、高校生・保護者ともに5項目すべてで「期待」が「不安」を上回った。
一方、「大学入学者選抜」に関する教育改革への期待と不安では、7項目中6項目で「不安」が「期待」を上回った。「不安」のトップは、「現在の『大学入試センター試験』が、記述式問題も出題される『大学入学共通テスト』に変わる」で、高校生65.3%、保護者65.8%を占めた。
また、「英語について、従来の『読む』『聞く』に『書く』『話す』を加えた4技能が評価される」「各大学の個別入試では、筆記試験に加えて小論文や面接、ポートフォリオなどで主体性が評価される」などについても高校生・保護者の半数以上が「不安」とした。
通っている高校の教育改革への対応については、高校生38.1%、保護者23.9%が「対応していると感じる」と回答した。具体的に変化を感じる取組み内容は、高校生は「学んだことや経験したことを振り返り、次の目標を立てる『ポートフォリオ』が導入される」、保護者は「生徒が自らテーマを設定し、調べたり解決に向けて取り組む探究学習が重視される」がもっとも多かった。
「進路選択について子どもにアドバイスすることは難しいか」との問いでは、保護者の73.1%が「難しい」と回答。難しいと感じる要因は、「入試制度をはじめ最新の進路情報を知らないから」が54.7%と、2017年の前回調査より9.2ポイント増え、2009年の調査開始以来初めて半数を超えた。このほか、「社会がどのようになっていくのか予測がつかないから」44.0%、「家庭の経済的な理由で、子どもの進路の選択肢を狭めざるを得ないから」24.0%と続いた。
進学にあたって保護者が重要だと考える情報は、「現在の入試制度の仕組み」が最多の80.4%で、前回より9.7ポイント上昇し、前回1位の「進学費用(学費・生活費など)」を抑えて1位となった。
子どもの進路選択における保護者の関わりについて、「行ったことがある」「行ったことはないが、今後行いたい」という回答は、「興味をもった学校の入試方法を調べる」85.2%、「どんな学部、学科、コースがあるかを調べる」85.1%、「子どもに合う分野をアドバイスする」84.3%の順に多かった。
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