<英語>講評
(湘南ゼミナール 提供)
全体の大問構成や問題形式・配点は昨年と変わらず、読解力が試される入試となった。難易度は昨年度と同様に高く、得点のばらつきは大きいと考えられる。
問1のリスニング問題は、語句の言い換えが含まれており、疑問詞や時制、単語だけを聞き取れても解答を導くことが難しいものであった。
問2の語句記述問題では、単語の理解だけでなく、文脈を理解することが問われた。
問3の文の空所を補う文法問題では、助動詞を伴う難易度の高い受動態が含まれていた。
問4の並び替え問題は、ひとつの型にとらわれず、様々な語句のつながり方を想定する必要があった。
問5の英作文問題は、昨年より質問文をイメージしやすいものであったが、条件に誤答を誘発する工夫がなされていた。
問6のグラフを使った読解問題では、選択肢と問題文を丁寧に照合する必要があった。
問7の図表を使った読解問題では、日常生活の場面に応じた内容が出題された。解答の根拠となる箇所を文脈でとらえる必要があった。
問8の対話文読解問題では、(イ)の解答の根拠となる本文の範囲が広く、照合作業が難しかった。文意を理解しただけでは足りず、内容を整理する必要があった。
英語「を」理解するのではなく、英語「で」理解する学びが求められている。英文法を理解していることは前提とした上で、総合的な読解力や論理的思考力が問われている。
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このレポートは令和2年2月14日(金)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。
協力:湘南ゼミナール(執筆:神谷漠氏)