放課後児童クラブの課題を解決…ICT・IoTを使った実証実験

 埼玉県川口市とコマーム、NTT東日本の三者協定締結により、放課後児童クラブでのICTやIoT技術を活用した実証実験が実施されることとなった。この実証実験は、放課後児童クラブの質の向上や、支援員の負担を軽減することを目的としたもの。

教育ICT 保護者
実証実験のイメージ
実証実験のイメージ 全 2 枚 拡大写真
 埼玉県川口市とコマーム、NTT東日本の三者協定締結により、放課後児童クラブでのICTやIoT技術を活用した実証実験が実施されることとなった。この実証実験は、放課後児童クラブの質の向上や、支援員の負担を軽減することを目的としたもの。

 放課後児童クラブの現場では、支援員の人材確保や利用児童の安全確保など、さまざまな課題が山積みになっている。このような状況から、NTT東日本が提供するシステムをクラブ室に試験的に導入して、データの収集や分析をすることにより、効率化できる業務の整理や課題解決策を検証することとなった。

 導入するシステムは、保護者向けスマホアプリから欠席連絡などができ、児童の登降室をICT・IoT技術により自動的に把握するというもの。放課後児童クラブの支援員および補助員が、タブレットアプリを使って保護者と円滑なコミュニケーションを取ることができるようにするほか、効率的に状況を把握できることで児童と触れ合う時間の充実を目指す。

 実証実験は、元郷南小学校放課後児童クラブにて、2020年2月17日より9月まで実施される。NTT東日本は、この実証実験を通じてICT・IoT・クラウド技術を活用した際の効果や課題を検証し、将来的に多くの放課後児童クラブで活用できるサービス作りを目指すとしている。

《海野由宇》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集