【大学受験2020】国公立前期日程の受験状況、欠席率が上昇

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2020年2月26日、入試・教育トピックスに「国公立大前期日程の受験状況」を掲載した。欠席率は国立大6.2%、公立大8.7%と、過去5年間でもっとも高く、上昇幅も例年以上に大きいという。

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国公立大  前期日程欠席率推移
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 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2020年2月26日、入試・教育トピックスに「国公立大前期日程の受験状況」を掲載した。欠席率は国立大6.2%、公立大8.7%と、過去5年間でもっとも高く、上昇幅も例年以上に大きいという。

 「国公立大前期日程の受験状況」は、2月25日から実施されている国公立大学前期日程の受験状況について、河合塾が文部科学省の発表をもとにまとめたもの。

 これによると、1日目1時限目の受験者数は21万1,480人、欠席者は1万5,436人、欠席率は6.8%。国立・公立別の欠席率は、国立大6.2%、公立大8.7%。いずれも過去5年でもっとも高く、上昇幅も例年より大きくなっている

 大学別に欠席率をみると、もっとも低かったのは欠席者0人の沖縄県立芸術大学。このほか、例年欠席率が低い東京大学、東京芸術大学、一橋大学、京都大学などが、2020年度入試でも上位にあがっている。一方、欠席率が1割を超えた大学は、163大学中41大学。前年の25大学に比べて大幅に増加した。

 河合塾によると、前期日程を欠席する背景には「併願した私立大へ合格して受験を取りやめる」「推薦・AO入試に合格したために、併願した前期日程を欠席する」という2つのケースがあげられる。新見公立大学や上越教育大学など、センター試験を課す推薦・AO入試の募集人員が多い大学では、一般選抜の欠席者が多くなる傾向にあるという。

 Kei-Netではこのほか、「国公立大志願状況」「主要私立大志願状況」などのトピックス、出願状況一覧、入試難易予想ランキング表なども提供している。

《奥山直美》

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