早稲田アカデミーの指導の特徴
早稲田アカデミーでは、「本気でやる子を育てる」という教育理念のもと、競争心を刺激する学力別少人数クラス編成で、私語のない緊張感のある授業を行い、生徒たちの集中力を最大限に高める。また、授業はもちろんのこと、宿題のチェックや学習フォロー、面談も担当講師が直接行う。保護者会や個別面談、電話などを通じた保護者との連携も担当講師が行うので、生徒たちの学習意欲や習熟度をきめ細かく確認しながら、効果的な学習ができる。
入塾の時期
新4年生の2月が多いが、低学年の入塾者も毎年増えている。
入塾前のテストの有無
入塾前にテストがある。費用は無料。入塾テストの予約は、希望の校舎へ直接電話するか、Webサイトの入塾テスト予約フォームより行う。
年間にかかる費用とカリキュラム
4年生は58万3,000円、5年生は93万3,880円、6年生は107万1,460円(税込、季節講習費込み)。費用には、教材費とテスト代は含まれない。
クラス分け
1クラスあたりの人数は平均12~13人だが、校舎により異なる。学力別クラス分け、6年生の日曜講座は志望校別コースのみ志望校別&学力別クラス分け。
通塾の頻度
4年生は週2回、5・6年生は週3回
授業以外のサポート
保護者会、面談、質問対応のほかに、個別補習、塾内報、入試関連イベントなどがある。
通塾に際して保護者の負担
5・6年生はお弁当が必要(4年生までは不要)。
公立中高一貫校対策の有無
5・6年生を対象とした公立中高一貫校受検コース「Tコース」を設けている。公立中高一貫校では、単なる知識の蓄積やその活用だけでは対応できない「自ら考える力」が必要とされる。早稲田アカデミーでは「自ら考える学習」を進める中で、「能動的に、主体的に学ぶこと」を身に付けていく。
塾選びと活用のポイント
(名門指導会 箱崎大輔先生)
「体育会系」と言われることが多い早稲田アカデミー。四谷大塚の準拠塾の中では最大の塾であり、四谷大塚の「予習シリーズ」とオリジナルテキストを併用する。宿題は多いが、講師による宿題チェックがしっかりしているため、その意味では親の関与が少なくて済む。
「宿題が多い」「宿題をやっていかないと叱られる」といったイメージを持たれることも多い塾だが、基本は面倒見が良いことが特徴。宿題に限らず困ったことがあるときは、担当講師や校舎長に相談すれば、できる限り対処してくれるので、どんどん塾に相談することで学習効果が出やすくなるタイプの塾といえる。
入塾の時期については、他の大手塾同様、ベストタイミングは新4年生の2月。
家庭の関与が少なくて済む塾だからこそ「もうすでにできる問題まで、すべて宿題で演習する」という勉強に追われて消化不良になるケースが多く、注意が必要だ。子どものようすを見ながら宿題の取捨選択やスリム化に関する相談をするとよいだろう。
四谷大塚準拠塾でもある早稲田アカデミーだが、四谷大塚が実施する週テストの受験は選択制となっている。4年生のうちは、無理をして週テストを受けずに月1回の「公開組分けテスト」だけにして毎週の家庭学習サイクルを確立し、高学年になったら週テストも含めた1週間の学習サイクルを目指す、といったスタイルも選択できる。
早稲田アカデミーが近年難関校の実績を伸ばしている要因の1つに「NN志望校別コース」(「なにがなんでも」の略)がある。他の塾に通いながらNNだけは早稲田アカデミーに通う受験生も一定数おり、早稲田アカデミーの合格実績にはそのような生徒も含まれている。6年生でNNを受講する場合は、この講座を中心に1週間のサイクルを組む必要がある。
面倒見がよく、共働きの家庭にも向いている。積極的に塾に相談し、チェックなど家庭で手が回らない部分を塾で補ってもらうような利用のしかたができればベストだ。
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大手進学塾の校長、教室長、志望校別コースの責任者などを歴任。男女御三家を中心に、難関校志望者を多数合格に導いている。ほかにも慶應義塾3校、早稲田、海城、芝、豊島岡女子、頌栄女子、渋谷幕張など合格者多数。帰国子女入試にも強く、経験豊富な人気講師。