【大学受験】日本の大学データ、約8割が私立大…旺文社
旺文社教育情報センターは2020年4月1日、「日本の大学数は781大学 私立大学が約8割!」と題した2020年度の日本の大学データ分析をWebサイトに掲載した。2020年4月時点で学生募集を行っている全国の大学は781校あり、約8割を私立大学が占めているという。
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「日本の大学数は781大学 私立大学が約8割!」は、2019年7月刊行の「蛍雪時代8月臨時増刊」の編集にあたって実施した各大学へのアンケートをもとにしたもの。大学・学部・学科数など、2020年度の日本の大学の基本データをまとめている。
2020年4月時点、日本の大学数は781校。これは、2020年4月入学者の学生募集を行った大学を対象としている。防衛医科大学校や国立看護大学校など、文部科学省所管外の大学校のうち学士の学位がとれる学校、2019年度創設の専門職大学も数に含めている。
781校の内訳は、国立大82校、公立大91校、私立大592校(このうち通信制のみ6校、株式会社立3校)、文部科学省所管外で学士の学位がとれる大学校7校、専門職大学9校(公立1校、私立8校)。
全国にある学部数は、国立大388、公立大200、私立大1,838、文部科学省所管外1、公立専門職大学1、私立専門職大学9、合計2,437学部。学科数は、国立大935、公立大436、私立大3,807、文部科学省所管外11、公立専門職大学1、私立専門職大学16、合計5,206学科。
私立大学の割合は大きく、学部では約8割、学科では約7割を私立大学が占めている。学部・学科数では、総合大学が多い国立大学の割合が高く、単科大学が多い公立大学の割合が低くなっている。
日本の大学で学べる学問分野について、2020年4月時点で全国にある全学科を71に分類したところ、もっとも多いのは「経営学・経営情報学・商学・会計学」、ついで「社会学・観光学・メディア学」。上位10分野中、7分野が文系の学問分野で、理系では「情報工学」「医療・保健学」「看護学」が上位に入った。
全国の学科を国公私立大別に分類したところ、国立大は工学系の学問分野が上位を占め、理系が多数ランクイン。文系では、教育・教員養成系の学問分野が多かった。全体でもっとも多い「経営学・経営情報学・商学・会計学」は、国立大学の上位10分野には入っていなかった。
公立大学は「看護学」が最多で、「医療・保健学」も上位に入った。私立大学は、「経営学・経営情報学・商学・会計学」「文学」「経済学」などが伝統的に多いほか、現在は「語学」「国際関係学・国際文化学」がトレンドとなっている。
旺文社教育情報センターではこのほか、地区別でも学べる学問を集計し、上位10分野を掲載している。大都市圏に集中している学問もあり、地区によって学べない学問も存在するという。
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