大阪府、5/31まで休校延長…週1-2回の登校日設定

 大阪府は2020年5月5日、緊急事態宣言の延長を受けて、府立学校を5月31日まで臨時休校とすることを決定。再開後の教育活動を円滑に実施するため、11日より週に1~2回の登校日を設ける。

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 大阪府は2020年5月5日、緊急事態宣言の延長を受けて、府立学校を5月31日まで臨時休校とすることを決定。再開後の教育活動を円滑に実施するため、11日より週に1~2回の登校日を設ける。

 大阪府における新型コロナウイルス感染症に係る措置として、政府の緊急事態宣言延長期間(5月11日~31日)、府立学校は臨時休校となる。臨時休校の期間や範囲などについては、国の緊急事態宣言や府域の感染状況により変更する場合があるという。

 また、休校が長期に及ぶことから、児童生徒等の心身の健康観察を行うとともに生活習慣や学習状況などを把握し、再開後の教育活動を円滑に実施するため、11日より登校日を設定。登校日は児童生徒等に対し週に1~2回、1教室あたりの人数は10~15人程度とし、分散登校により行う。登校しない場合でも欠席扱いとはならない。新入生や最終学年の児童生徒については丁寧な対応に努めるとしている。

 登下校時間は、公共交通機関の混雑時を避けることができるように設定。学校での滞在時間は2時間程度とするが、個別対応が必要な場合は1時間以内で延長する。支援学校の登校日については、児童生徒等の状況に応じて対応し、通学バスも運行される。

 あわせて、市町村立学校に対して同様の内容を要請。私立学校には臨時休校の継続を要請し、登校日については公立の方針を情報提供するという。

 大阪府は5月5日、府独自の基準に基づく自粛要請・解除および対策の基本的な考え方「大阪モデル」を作成し公表。客観的なモニタリング指標の設定、指標の見える化により府民の行動変容を促すこと、基準に基づく自粛要請・解除などの対策を段階的に実施、陽性者数等を踏まえた必要な感染拡大防止策の実施(クラスター対策、検査体制や医療提供体制の充実など)を掲げている。府Webサイトにて、モニタリング指標に係る状況や大阪モデルについての情報を確認できる。

 なお、大阪モデルは5月15日までの暫定的なもの。5月15日に、大阪モデルを踏まえ、段階的解除を判断するという。

《黄金崎綾乃》

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