「へぇ!LINEで英語の勉強ができるんだ」と、紙の問題集を渡したときよりも明らかに好印象。しかも無料。今や女子中学生のスマホに必須のLINEを学習ツールに変える、LINE公式アカウント「ケンブリッジ英語検定」を、都内在住デジタルネイティブの中学1年生の娘がやってみた、英語学習体験をレポートする。
変わる日本の英語教育
休校が続く今、親の大きな心配事と言えば子どもの学習についてだろう。学習の遅れ、モチベーションの低下、受験を見据えた準備…など、何から手をつけるべきか悩みは深まるばかり。特に英語は、2020年度より小学校3年生から必修化、5年生から教科化となったことで、英語の学習開始時期による英語力の格差が広がっていくのでは…と考えずにはいられない。
併せて気になるのは、文科省が大学入試改革の大きな改革のひとつとして掲げていた2021年度からの大学入学共通テスト(旧センター試験)での民間資格・検定試験の導入。初の大学入学共通テストでの民間資格・検定の導入は見送りとなったものの、次世代を担うグローバル人材を育成することは日本社会の課題。英語4技能(聞く、話す、読む、書く)を適切に評価するために、すでに大学入試に外部試験や検定を利用している大学は多く、国際標準の英語力を意識した学習が小中学校から重要なのは間違いない。ほぼ「読む」「書く」の2技能に特化した教育で育った親世代は、わが子に自分と同じ「英語苦手意識」を味わってほしくないという思いから、教材や検定選びには慎重になる。

そこで、4技能を意識し検定を見据えて学習する習慣を身に付けてほしい、という親の欲張りな願いを叶えてくれるのでは…と選んだのがLINE公式アカウント「ケンブリッジ英語検定」だ。英語テストの世界的権威「ケンブリッジ英語検定」は、言語能力評価の国際指標であるヨーロッパ共通参照枠 Common European Framework of Reference for Languages(CEFR)と共に開発された、歴史的にCEFRにマッピングされていると主張できる唯一の英語4技能試験 。大学入学共通テストにも採用された外部資格・検定試験のひとつであり、まさに国際標準の英語を、デジタルネイティブ世代と相性抜群のLINEで、しかも無料で学習できるのは嬉しい。まずは娘がCEFRのどのレベルにいるのかを診断するところからスタートした。
英語力診断で国際標準の英語力を知る
まずはLINEを起動し、「ケンブリッジ英語検定」と検索して友だちになるところから。この見慣れた「お友だちになる」という導入から、気軽でフレンドリーな学習のはじまりを印象付けられた。




娘の通っていた小学校では1年生のころから英語の授業があった。英会話教室に3年生のころから1年間通い、4年生から通塾で英語学習をスタート。5年生からはタブレット通信教材に切り替え、通算4年英語学習に取り組んできた。英語に対して苦手意識もなく、通信教材のテストも「100点だったよ!」と見せてくれたり、中1の1学期レベルまでの学習も進めているので「結構英語は得意かも…」と思っていたものの全問正解とはならず。国際標準の英語力を測ることの大切さを知る診断結果となった。
次々に挑戦したくなる日常に密着したテーマ
自分のレベルがCEFRの「A1」であることがわかった娘が、まずやってみたいと挑んだのは「Listening」。学習を探す→アクティビティを探す→「Skill」または「Level」から項目を選択して検索すると、お勧めのアクティビティが表示される。無料のアクティビティは168もあるので、レベルに合わせて学習を進めていくことができる。



気が付くと「英語力診断」と「Listening」だけで2時間以上集中して取り組んでいた。「もう1回聴こう」「あー間違った!」「全部正解!」と勉強しながら声を出していたので、根を詰めてというよりもリラックスして勉強していると感じられた。
次の日に取り組んだアクティビティは「Vocabulary」。


また別の日にはSpecial Contents「Write&Improve」(英作文や英文エッセイのAI自動採点学習プログラム)に挑戦。お気に入りの屋内アクティビティは何ですか? 好きな理由は何ですか? 最近あなたが行ったそのアクティビティについて教えてください。という3つの質問に対する答えを50~100wordsで答えるというもの。



娘が日頃取り組んでいる教材は、説明や問いが日本語で書かれているが、LINE公式アカウント「ケンブリッジ英語検定」は一歩教材の中に入ると説明も問いも英語、親へのアドバイスも何もかも英語、というところが大きく違う点だった。問いも解答も英語なので、その文章を理解するために直ぐにネットで検索するというプラスの波及効果もあったのが嬉しい。1週間ほど使ってみて、LINE公式アカウント「ケンブリッジ英語検定」で学習した時間はいつの間にか合計5時間を超えていた。

スマホ1台で気軽に4技能を鍛えられるチャンス
思い返せば「I am a girl.」「You are a student.」というような英文から始まった親世代の英語学習。30年以上、これらの英文を実際に使う機会に巡り合ったことはないし、日本語でも「私は女の子です」「あなたは学生です」と発言するような会話はない。英語でも日本語でも会話で実際に使うのは自分の考えを伝える言葉であり、相手のことを知りたいときに使う言葉だ。
わが子が「通じる英語」を臆することなく話したり、書いたりアウトプットできるようになるためには、日常で「使う英語」を聴いたり読んだりするインプットが必須だろう。スマホ1台とLINE公式アカウント「ケンブリッジ英語検定」のような国際標準の学習教材があれば、イマドキの子どもたちは4技能を鍛えられるチャンスを生かし、自ら課題を見つけて学びを深めていくのではないだろうか。
まず親から子へ、気軽に始められる学習機会として「ケンブリッジ英語検定」を教えてあげてみてほしい。きっとスマホを賢く使った主体的で新しい学びの時間が生まれるはずだ。
ケンブリッジ大学英語検定機構(Cambridge Assessment English)は、英国ケンブリッジ大学の一部門の非営利組織。ケンブリッジ英語検定やIELTS、最近ではAIが採点するLinguaskill(リンガスキル)テストなど世界中の英語学習者や指導者にとって価値ある資格試験の開発、提供をしている。試験の品質は、英語試験提供機関の中でも世界トップレベルの研究者チームによって支えられており、受検者は世界130ヵ国でおよそ年間700万人に上る。大学・企業・省庁など約25,000機関により、英語力の証明としてケンブリッジ大学英語検定機構の試験は世界中で広く認定、活用されている。
ケンブリッジ英語検定